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甲子園の教育論⑤勤続疲労と受験勉強
◇誕生日なのに黒星
まったくもって個人的な話だが、本日をもって36歳になった。
誕生日の日にひいきのチームが勝利するかなど、なんの因果もないのだが、やはり勝利すると自分はそのチームに愛されているように思える。この感覚、共有されるだろうか。
序盤戦はまさに祝砲の嵐だった。大山が、佐藤が、と虎の大砲が私の誕生日を祝福してくれた。しかし、最終版はオリックスの紅林が祝砲を打ち、最後はノウミサンがビシッと締めてゲームセット。勝敗オセロはまだまだ続く。
◇岩崎が心配
しかし一方で野球のペナントレースにおいて、ひいきチームは全勝するわけではない。3割強は負けてもいい。だから、敗戦もある程度淡々と受け入れなくてはならないのだが、今日の負けは堪える。
また、岩崎が打たれたのだ。
岩崎はここ数年セットアッパーとして毎年平均50試合程度投げている。東京オリンピックでの選手招集も噂される中で、ここ数試合は間違いなく本来のキレが失われている。
昨シーズンから今シーズンにかけては休暇も少なく、疲労が回復しきっていないのかもしれない。実際にキャンプもスロー調整。いやな不安が的中している。
まさに、勤続疲労である。
◇受験勉強は瞬発力か持久力か
さて、受験勉強においても持久力と瞬発力がお題目となることが多い。
・現役生は瞬発力(=爆発力)
・浪人生は持久力
という話を耳にしたこともあるが、個人的には1年間受験勉強に向き合うことは「持久力」も「瞬発力」もある程度大事であると考える。
なにより、「持久力」という概念が当てはまるのだろうか、という疑問が残る。
たった一年である。「死ぬ気で努力する」という期間としては決して長いものではない。
途中のガス欠は自分が望む結果を得る可能性を下げるだけである。もちろん、ところどころの息抜きは必要だが、一年間であれば自分の未来に対して無心に努力できるのではないだろうか。
岩崎は5年目でガス欠を起こしかけている。1年でへばっているようじゃ、お話にならない。
それではまた明日。(あしたは雨柳さんかな…?)
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