男子校出身者が男子校を勧める理由~バチェロレッテジャパンを見た雑感
ミーハーな割には偏食家であると自分のことを認識している。
世の中の流行りにすべて乗っかるわけではない。周りから勧められたものにすぐに反応するわけでもない。自分の琴線に触れたもの、タイミングがあったりするとがっつりと見始める。
例えば、先週記事にした『鬼滅の刃』もアニメの配信がすべて終わったころに見始めた。
勧められたのはアニメの配信が始まったころだったと思う。そこから実際に行動を起こしたのは数か月。もっと身軽なミーハーだったら良かったのに、と思うことがある。
あとは『ウォーキングデッド』シリーズ。ドはまりして、あっという間にシーズン9。これもどこかで論じようと思う。
さて、そんなミーハーな私がここ最近ひそかにハマっていたが、『バチェロレッテジャパン』である。
◇『バチェロレッテジャパン』とは
日本ではAmazon Primeにて独占配信された恋愛リアリティショーである。
元々は『バチェラージャパン』という番組が同じくAmazon Primeにて放映された。
この番組の基本設定は共通している。バチェラー(独身のハイスペック男子)が集まった20人弱の女性の中から結婚相手となる女性を選ぶために日本や世界の各地を旅をする。バチェラージャパンはこれまで3シリーズが放映され、実際に一組のカップルが結婚している。(しかしこの結婚の経緯もかなり特殊なのだが……詳しくはバチェラー3をご覧あれ。)
この男女逆転版がバチェロレッテジャパンである。……とはいえそもそも、私のnote読者層が見てくれるとはあまり思っていないのでこれ以上の説明を割愛する。
◇今回のシリーズの面白さ
そして今回のバチェロレッテ。正直、まったく期待していなかった。そもそも今回のヒロインにあまり魅かれていなかった(過去形)のと、バチェラーの楽しみは出演女性陣を眺めることであった、ということもある。
今回は女性が一人で男性多数。そんなものを見ても果たして楽しいのだろうか、と思っていた。(過去形)
しかし、である。(「しかし」は逆接でもあり「転換」の接続語でもある)
毎週金曜日の配信直後に最新話を見てしまうぐらい、またもやドはまりしてしまった。その理由をネタバレしない程度にお話ししていきます。
① バチェロレッテである福田萌子の魅力と拗らせ具合
バチェロレッテは32歳。35歳独身の私としては「ああ、この人が結婚できない理由がわかるわあ……(そして自分が結婚になかなか踏み出せなかった理由も)」と身につまされる思い。
人間関係はある程度の妥協が必要。でも、それができないと……やはり婚期は遅くなるんですよ。(自戒を込めて)
② 旅を通しての男の成長譚
これはとある人物についてのお話。最初はグズグズで、当落線上にいた男が、最終話(そして後日譚としてのアフターローズパーティ)においてまさに「男」、いや「漢」を見せる。不思議なことに顔すら違って見える。
ちなみにその当人は私と同い年。35歳が恋愛を通して成長する……そんなこと、あるんやなあ……と。
◇男子校出身者が男子校を勧める理由
そして、3つ目の理由が
③ 男同士の絆と友情
これはもう、見ていて中高時代を思い出した。私は中高6年間男子しかいない、筋金入りの男子校出身者を自称している。(言語不明瞭)
男子校出身者は正直、程度を超えた「歪み」を持った人間を生み出してしまうことも事実である。その歪みについては本当に闇が深いのでここでは割愛するが、それが人生に悪影響を及ぼしているな、と思わされる人間も数多くいる。
それでも、男子校には男子校にしか得られないものが確実に存在する。
それがバチェロレッテジャパンにはすべて描かれていた。
よって、中学受験をお考えのそこの奥さん、バチェロレッテジャパンをその目で見てください。
おれは回し者なのか?よくわからぬまま、今日もここでPCの電源を落とそうと思う。
それでは。