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今週の「噺の枕」(2022年第五週)

※先週はこちら

○ある日の甲子園の話

5/9(火)、今季6戦目となる試合観戦に出掛けた。
試合前30分前から座席に座り、球場グルメを堪能しつつ試合を待つのがルーティンである。

スタメン発表や始球式が終わった後、スタメンの選手が守備位置につく前にベンチの中が映し出されるのだが……なにやら不思議な光景が。なんと、試合前なのに勝利のハイタッチをしている。

ああ、これが予祝か……とちょっと薄ら寒く思っていた。
案の定、試合は負けた。ベンチも、選手もやるべきことをやったのかわからない試合だった。

○縋るのはいい、でも、やることはやろう

さて、皆さんもそろそろ模試シーズンに突入する。良い結果ならさておき、悔しいものも返ってくるでしょう。
その時に、なにか「魔法のようなもの」に飛びついたくなるかもしれない。
やれ、「文章を読まなくてもいい」とか、「端からn行読めばいい」とか。

そんな俗説を信じていても仕方ない。先の例は読解だが、単純に「この参考書をやらなきゃ受からない」なども同様だ。

「出来なかったことの反省」
「現時点で点数が出るのか(まだそのフェーズではないのかの検討)」
「次の模試でどういう結果を目指すのか」
「そのために何をするか」

を考えていくことが大事である。

信じる者は救われる。されど、勉強はそれだけでは出来るようにはならないのだ。

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武川 晋也
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