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今週の「噺の枕」㉑〜ドラフト会議と自分でコントロール出来るもの

◇ドラフト会議終了

ドラフト会議が終わった。

我が阪神タイガースは第1巡目で高松商業の浅野選手(高3生にとっては同級生)を指名した。

巨人と重複指名になったので抽選と相成った。
抽選は過去1勝7敗の我が軍の将・岡田彰布と、過去1勝11敗の原辰徳の「クジ運のないおじいちゃん」の戦いは、巨人に軍配が上がる。

そもそも、岡田彰布氏にクジを引かせた時点でダメだったのだ

しかし、全体としては満足のいくドラフトであった。指名の意図もよく分かったし。

◇ドラフト6位が4年8億をもらう未来

一方、ストーブリーグのもう一つの華、FA戦線では阪神の岩崎投手が4年8億円の条件で残留を決めた。

彼はドラフト6位で入団していて、入団以降毎年昇給している。そして、4年8億円という素晴らしい条件でFA宣言して、チームに残留してくれる。

ドラフト1位が必ずしも活躍するわけではない。その中で、ドラフト6位入団の選手が好条件を勝ちとれたことは素直に喜ばしい。

しかし、そもそもドラフト会議というのは選手は待ち続けるしかない就活の選考なのだ。その意味では入ってしまえば1位も6位も関係ないのかもしれない。

◇コントロールできないものを憂いても仕方ない

さて、受験生は精神的に不安定な時期に差し掛かりつつある。浪人生はそのまっただ中で、現役生はそろそろそういう人が増えてくる時期だ。

それは恐らく「合格できない」「試験で上手くいかない」ことを怖れるのだろう。

だが、そもそも試験のことを憂いても仕方ない。なぜならそれは自分ではコントロール出来ないものだからだ

例えば、試験当日の体調は今から調整は出来ない。さらにいえばテストに出る問題なんて自分ではまったく制御出来るものではない。

そう、制御出来ないことを憂うから「病む」のだ

では、コントロール出来るものはなにか。それは「自分の努力量」である。受験勉強で唯一コントロール出来るものと言っても語弊はない。

だから、最後まで努力できる人間は強いのだ。

結果はあとからついてくるというのは、自分で出来る努力をやりきった先の言葉なのだ。

それでは、授業を始めます。

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武川 晋也
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