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甲子園の教育論⑧最低限こそ強さの証

◇交流戦初の三連勝

初戦はグダグダな展開からの劇的勝利

二戦目は打力で圧倒

そして、今日の三戦目は(エラーはしたし、スアレスも久々に打たれたけれど)「ほぼ」隙のない展開で勝利

巨人に勝ち越してくれた日本ハムを3タテ(同一カード3連勝)して、北海道を後にした。

オセロ状態が話題になり、それもソフトバンク様の前には通用せず、あえなく二連敗を喫してからの三連勝でついに交流戦でも貯金を作ることに成功。(これからの楽天イーグルス3連戦が涌井ー田中ー早川という拷問であることはさておき、)とりあえず交流戦も5割前後以上でまとめられそうである。

◇調子が悪いなりにまとめるすばらしさ

勝負事にはある程度の浮き沈みがある。受験もしかりである。いつもいつでも調子がいいこともない。
かつて、高校受験の指導をしていた時に国語が不調だ、と相談されたことがある。その生徒は難関高校受験生のみが受ける月例模試で偏差値69であったことに危機感を覚えたらしい。その相談は嫌味でも何でもない。その生徒の平均偏差値は75を超えていた。そこから考えれば不調は不調なのだ

それに対して私は何と返したか。
それでも「偏差値70」近くとれていることが良いのでは?という返事をしたように思う。要は、悪くてもそれなりにまとめられることが大事なのだ。

ある一定レベルの受験生になってくると、自らの最大出力を発揮できれば合格できる、という状態になってくる。

しかし、入試の日に体調が悪いかもしれない。解きながらおなかが痛くなるかもしれない。様々な要因で自分のベストが尽くせないことなどたくさんあるのだ。

その中で「最低限まとめられる」力がモノをいうのだ。

我がタイガースも糸原がいない。岩崎もいない。ガンケルもいない。陽川も降格した。高山と中谷は何をしているのか…。

そんな状態でもこうして最低限勝ち越し、結果として2位と6ゲーム差をつけている。

こういう戦い方ができるチームは、強い。

次回の更新は楽天三連戦後。それでは。


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