30秒記事「勝手に地域の挨拶活性化プロジェクトリーダーになってみた」①
「最後に名前を読んでもらったのはいつだい?」
朝,近所の子たちと娘の登校班の見送りをしている。
団地の坂を下ったすぐに横断歩道がある。
来年度から,団地の大人がその横断歩道で旗振り活動としてするのだが,現在はそれが正式なものではない。
大学院生となり,朝の時間に余裕のできたぼくは,4月1日から毎日その場所で見送り活動をしている。
団地の子供達は,週末になると僕の家の前の公園で元気に遊んでいる。
引っ越した時から娘や息子とも仲良く遊んでくれていて,お互い顔なじみ。
面倒見のいい子もいて,いい感じではある。
がしかし
あいさつがほとんどできない。
小学校教師だったぼくによる偏った見方があるのかもしれないが
それにしても挨拶をしない。
基本,彼らからあいさつをすることはまずない
ぼくからしてもあいさつはまちまち。
完全スルーなときもある。
ひょっとしたら学校では
先生たちにしっかりと挨拶をしているのかもしれないが
地域でこそ,あいさつをしっかりとしてほしい。
学校で学んだ力はやっぱり外で生かしてほしい。
同時に,地域でもあいさつについて学んでほしいと思った。
どこにいても,大人も仕掛けることがいるのかなとも思う。
そこで6月から彼らにあいさつについて,仕掛けていこうと
勝手に「地域の挨拶活性化プロジェクト」を立ち上げた。
勝手にしたんだからリーダーはわたくし。
さて,今日やってみたことは
「名前を読んで挨拶」
ぼくは,教師だったころ,朝,学校中の子供達に
「○○くん,○○さんおはよう。」
と声をかけていた。
名前が分からないときはそれこそ
「まるまるくん,おはよう!あ,ごめん!名札ついてなかったから名前が呼べなかった。名前を教えてくれる?」といって,名前をあいさつと共に名前を覚えようとしていた。
それらを踏まえて,今朝
「○○ちゃん,おはようございます。」と挨拶をしてみた。
すると
「おはようございます。」
と返してくれた。
まあ,全員ではないが,いつもしない子が名前を呼ばれるとしてくれた事実。
やっぱり,言葉の中に自分の名前が出てくると少しうれしいのかな?
今オンラインでの授業となったが,オンライン上の会話・ディスカッションでも
「ガンT先生」や「がんTさん」と名前を出して話してくれると少しうれしい。
名前というその人の存在を,会話やあいさつの中に織り交ぜる。
この効果はあるとおもうんだな。
もちろん,人見知りや少し配慮の必要な子も登校班では感じられる。
でも名前を呼んで挨拶を続けてみよう。
明日は
「あいさつしてくれて嬉しかった感想を,登校班出発前に話す」
をしてみようと思う。
しばらく挨拶日記。お付き合い願いたい。