音声配信での出会いの光と闇
普段文章発信をされているnote勢のみなさまにとって音声SNSはどれだけ身近なものでしょうか?
昨年はclubhouseが流行り、わたしが知ってるものでもstandfmやradiotalk、更にはTwitterのスペースなど以前より音声配信が生活の中で身近になったと感じる方も少なくないのではないでしょうか。
以前のnoteでは『clubhouseが衰退した理由のひとつは音声を飛び越えてリアルで会ってしまったから』と書きました。
会うという手段をとってしまうと、わざわざ音声での交流を図る必要がないのでユーザー離れの要因になるのは仕方のないことですよね。
では音声SNSを通して知り合い、その後実際に会ってみた結果どうなのか、あくまでも筆者自身と周りの方の意見を元にまとめてみようと思います。
会って初めて距離が縮まる
音声SNSが今までの文字ベースのSNSと違う部分。
それは距離感が近いということです。
文字と違ってその人の生の声を聴くことができるので、感情や人柄を立体的に感じ取りやすく、なにより文字や写真のSNSとリンクしやすいために身近に感じやすい要因なのではと思っております。
そういったベースがあるため、実際に会った時の差異も少ないのです。
わたし自身TwitterやInstagramをキッカケに親しくなってお仕事をいただく、なんてことも多々ありました。
そういった場合大抵は文章でのやり取りにとどまるので実際に会って初めて声を聴き、初めてその人の表情を知ることになるのです。
「思ってた声じゃなかった」なんてことはたくさんありましたし、その差異が大きいほどに違和感を感じたりなんてこともしばしばありました。
その点音声SNSを通して声での交流をしていると、そういった差異が生まれずに、そのままスムーズな会話に繋がるという不思議な感覚に陥るのです。
これは色んな出会い方をしてきたからこそ分かる差なのかもしれませんが、比べてみたときに音声キッカケの出会いのほうがハードルは低いように感じました。
ハードルが低いに共通する部分としては、音声を通しての交流はリアルで会うハードルも低くなるということです。
人間の心理的なものなのか、声を聴いて交流しているとその時点で距離感が近くなるのか、会う上で発生する警戒心も少なくなり、「会ってみても良いかな?」と思ってしまうようです。
実際知人はclubhouse内でビジネスコミュニティを持ち、100人以上のコミュニティメンバーと会ってきたようです。
共通のコミュニティに所属している人は特に会うキッカケを掴みやすく、ハードルも低くなる良い例だなとおもいます。
しかしながら、音声SNSを通して会うということのリスクもあるのは間違いのない事実と言えます。
SNSでの出会いのリスク
これはとある音声SNSのとあるコミュニティのお話です。
一時期はビジネスマインドが高い方が多く自分も居心地が良かったのですが、ある時から様変わりしているようです。
そんな現状を一部ご紹介していきましょう。
『既婚で子持ちです。しかしながら音声配信で会った方に恋をしてしまいました。その方にまた会いたいです。関係をもっても良いかなって思ってます』
はい、色々アウトー!!
これ、不特定多数が集まる公の配信の場で書かれたコメントですよ?
しかしながら実際問題こういった事例が頻発しているのも事実です。
それが既婚同士であってもあるようで、音声の出会い系に発展している場合も少なくないようです。
『ちょっと下着見せてよ』
これもアウトですね。
これは音声配信キッカケで個人的に仲良くなった結果の文章上のやり取りですが、普通に犯罪ですよね。
『音声で仲良くなった人に勧められたコミュニティに入ったんですが、ネットワークビジネスでした』
これは音声にとどまらずのあるあるですが、やはり音声社会でもあるんだなという感じです。
ネットワークに限らず、ネット弱者を相手にした怪しいコンサルで暴利なコンサル費用をとる、なんてこともよく聞く話です。
ここまで音声の光と闇をまとめてきました。
読んでくださったみなさまの体験談も教えていただけると嬉しいです。
なぜ音声の世界にも闇があって、その闇に飲まれてしまう方々がいるのか、次回以降にまとめていこうと思います。
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