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つくいくサミット実行委員紹介第3弾│ふと立ち止まり想いで温まる「場」でありたい【ばず】

つくいくサミット実行委員紹介第3弾。今回は筑波大学院障害科学1年のばずさんにインタビューしてきました!今年度からつくばに越してきたばずさん。これまで行ってきた活動について根掘り葉掘り聞いてきました。

INTERVIEW


病気の受容の研究

― つくいくサミットのメンバーになった経緯を教えてください!
元々都内で大学生をしていたのですが、今年度から筑波大学院に進学することになりまして。今年の4月からつくばに行くことをかぐやさんに報告したら「参加するしかないでしょ!」といわれ、「もちろん!」といってしまったところから始まりました(笑)
かぐやさんとはオンライン教育実習もあふるの5期生として参加した時に知り合って、それから仲良くしてもらってます。

― 普段はどのような活動をされているんですか?
大きく分けて「大学院での研究」「ホスピタルクラウン」「ねすと」の3つを柱に活動しています。
大学院では、病気の子供たちや特別支援学級への教育を研究対象として学んでいます。病気の子供たちへの教育のなかで、病気そのものや副作用、治療などをはじめ、病気と向き合う心の強さや精神力など、病気と共に生きていく、病気の受容について扱うカリキュラムが少ないという課題があります。
もともと、私は、通常学級の子どもたちよりも、不登校や非行少年、入院児童など教育のボーダーにいる子どもたちにも関心があり、その中でも「生きる」ことに向き合い続ける入院児童への教育に興味を持ちつつ、生きる力や心的支援心理ケアなど教育の側面における心のケアに着眼点を置いています。
元々の興味や心のケアへの着眼もあって、大学院では、「病気の受容」を教育の側面でどう扱っていくかの研究をしています。

―  「受容」という言葉を初めて耳にしたのですが、詳しく教えていただいてもいいですか?
受容とは相手の想いや言葉をありのままに受け入れて共に生きていくことを指します。今回であれば、病気の受容なので、病気をありのままに受け入れて共に生きていくことを指しています。人格形成に重要とされる幼少期に病気などで入院を繰り返しているとどうしても自尊心が低くなってしまうことや、病気を持っていることに負のレッテルを貼ってしまうことが多くあるんです。病気に対して正の感情、負の感情のどちらがいいかではなく、向き合えることや考える時間があることが大切で、その時間があることが病気の受容につながると思っています。

ただ笑わせればいいだけではないホスピタルクラウンの活動

―  なるほど。そしたら次にホスピタルクラウンについてお聞きしたいです。
まずホスピタルクラウンっていうのは、入院している子どもたちにジャグリングをしたりマジックをしたりする人達のことで、私は1年くらいその活動を続けています。これがものすごく難しくて、でもやりがいのある活動なんです。
っていうのも子どもたちを笑わせずに、親御さんや看護師を真っ先に笑わせないといけないんです。病院という空間には、ホスピタルクラウンをただ見ている子どもたちだけではなく、お子さんの病気を心配する親御さんや、一緒に病気に立ち向かう看護師さん、またその空間のすぐ傍では緊急搬送されタンカーで運ばれる人もいたりします。そのような色々な感情の入り混じる病院という空間では、笑わせるということ以外にも気を配らなければならない箇所が複数あります。そのために、自分の立ち位置や言動にアンテナを張り、クラウンの失敗を笑ってもらいます。

―  クラウンも奥が深いんですね。でもそもそもどうしてホスピタルクラウンを始めようと思ったんですか?
私自身、病院にいる子どもたちを研究対象としていることもあって、入院している子どもたちを教員や学習ボランティアでない立場から関わってみたいと思ったことがきっかけです。人を笑顔にさせることが好きでふざけることが好きで、失敗する姿を見せたいと思っていつつも、あまりできないと思っていたので、クラウンという道化師に振り切ってみたいと思ったこともきっかけの1つですね。

―  病院関連のこと以外にも大学生をターゲットにした活動もされてますよね?
大学生の「好き」や「やりたい」を叶える「ねすと」という団体の副代表をしています。今年で3年目になるのですが、自分の中でも居場所の1つであり、愛と力を注げる数少ない場です。元々個人的にコーチングの勉強もしていて、ねすとに参加するきっかけの中に「加藤陸人がいるから参加したい!」って思ってもらえたらうれしいなぁ、と思います。

とりあえずやる、合わなければやめる

― お話を伺っていると、色々な方面に挑戦されていることが分かったのですが、どうしてそこまでアクティブなのでしょうか?
自分の性格なのかもよくわからないんですけど、人に誘われることが多くて。今回のこのつくいくサミットもそうですし、ねすともやろうと誘ってもらえて参加してきました。なので、やっている中で自分に合うか合わないかを判断して、合うものだけを残していったらこうなりました(笑)

つくいくサミットで頑張りたいことは空間づくり

―最後につくいくサミットで頑張りたいことを教えてください!
参加者の心理的安全性と積極的参加を促す雰囲気づくりを頑張りたいです!例えば同じ空間でも、椅子の硬さや高さだったり、空間の音響にこだわるだけでも、そこにいる人間の行動は変わってきます。今回の会場は学校なのでできることは限られてしまうと思いますが、できる範囲で空間をデザインしていきたいです!
日々に全力を尽くしているなか、ふと立ち止まって。夢や想いを話したり共感したり、辛いな、悲しいな、悔しいなを認め合ったり。楽しいな、ワクワクだを分かち合ったり。
熱い場である必要はなく、ふと立ち止まれる温かい場。そんな場を創っていきます!!

ばずさんのプロフィール
年齢:22歳
所属:筑波大学大学院障害科学
出身地:三重県
趣味:お酒を飲むこと
特技:空手
座右の銘:誰もが誰かの伴走者である世界を
ばずさんのSNS
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100051060583371
Instagram:https://www.instagram.com/rikut_0818

イベント概要


●日時:2024年7月15日(月・祝)開場 9:00~17:00
●会場:茗溪学園中学校高等学校
●ゲスト登壇者

●チケット価格
一般:1,000円
大学生・短大生・専門学生:500円
高校生以下(18歳以下):無料
※無料チケットも購入をお願いします。
応援チケット(若者を応援したい人向け):5,000円
VIPチケット(アフタートーク(20分間)で登壇者とお話できます):20,000円

↓チケットはこちら!↓
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