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【コラム】最高裁判断から1年。元TBS記者山口被告による #伊藤詩織さん への #不同意性交 に対する賠償命令の確定が持つ意味
伊藤詩織さんの性被害、元TBS記者への賠償命令が確定 最高裁決定 朝日新聞デジタル(2022.07.08) 山口氏は刑事責任を問われなかった。これは既定の事実だが、この最高裁判決は同時に、"「デートレイプドラッグを使った」と表現した点は真実と認められないとして、伊藤氏に55万円の賠償を命じた。"とある。 つまり、否定されたのは「準強姦」のと、これに纏わる《手段》としてのデートレイプドラッグの使用。ところが、そういった特定の手段は用いなくても「同意のない性交」を行い、それ
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【英日対訳】内部告発者「Jorseti」氏がIAEAの「包括報告書」を巡る外務省との関係について韓国市民メディア @thetamsa に寄せた告発メール
はじめに2023年6月21日、韓国の独立系メディア「市民メディア・ザ・探査」が韓国語でライブ配信しているWebチャンネル『ザ・探査スタジオ 』(The Tamsa Studio) の番組で、ある「情報提供者」により告発が行われた。 日本の外務省によると、その配信では次の趣旨の「出所不明の文書」を明らかにしたのだという。(※当初は韓国語のみの配信だったが25日に日本語字幕ダイジェスト版も追加で配信された。) 外務省は翌22日、配信から1日という異例の早さでこの報道に対する「
㊗ #不同意性交等罪 成立記念転載【英日対訳】 #伊藤詩織 著"Saying #MeToo in Japan" (日本で #MeToo を語るということ)|米Politico (2018.1.2)
はじめに"When it comes to sexual assault and harassment in Japan, a culture of silence prevails.”(日本で性暴力やハラスメントが語られる時に何よりも勝るのは、沈黙の文化だった。) というバイラインで始まる記事が政治専門ニュースメディアである米『Politico』欧州版に掲載された。著者はジャーナリストの伊藤詩織さん自身。インタビューなどではなく本人の言葉は珍しいので急遽飜訳した。 多くの
【英日対訳】「国境なき記者団」による2023年度『報道の自由度ランキング』68位となった日本🗾の評価の詳細 #報道の自由度ランキング #国境なき記者団
はじめに 2023年5月3日、日本のゴールデンウィーク連休中に国際NGO「国境なき記者団」 (英語名: Reporters Without Borders | 正式名: Rapporteurs Sans Frontiers: RSF) が2023年度『報道の自由度ランキング』を発表しました。 日本は総合68位で、前年度の71位に比べて3ポイントは向上したものの、依然として危険領域(オレンジ領域) に留まり、G7諸国では引き続き最下位となりました。 評価の順位や項目について
【英日対訳】インターポールが公開した『インターネット上の児童性虐待表現物(CAM)に関するFAQ(よくきかれる質問)』|ICPO国際刑事警察機構(2016年1月公開)
※以下は2016年9月にTumblrに掲載した記事を改修して転記したものです。 はじめに2016年1月末、国際刑事警察機構ICPOを含む18の国際機関、政府機関、警察機構、非政府組織が参画したInteragency Working Group(IWG※1) が発表した『児童を性的虐待及び性的搾取から保護するための用語ガイドライン』 (通称: 『ルクセンブルク・ガイドライン※2』(TERMINOLOGY GUIDELINES FOR THE PROTECTION OF CHI
【英日対訳】「児童ポルノ」に代わる用語としてインターポールが推奨する『適切な用語 』(Appropriate Terminology)|ICPO国際刑事警察機構(2016年9月)
※以下は2016年9月にTumblrに掲載した記事を改修して転記したものです。 はじめに2016年1月末、国際刑事警察機構ICPOを含む18の国際機関、政府機関、警察機構、非政府組織が参画したInteragency Working Group(IWG※1) が発表した『児童を性的虐待及び性的搾取から保護するための用語ガイドライン』 (通称: 『ルクセンブルグ・ガイドライン※2』 (TERMINOLOGY GUIDELINES FOR THE PROTECTION OF CH
【英日対訳】声明「インターポールは子どもの性的搾取と性的虐待に関する『用語ガイドライン』に賛同する」|ICPO国際刑事警察機構(2016.06.14)
※以下は2016年9月にTumblrに掲載した記事を改修して転記したものです。 はじめに【翻訳の背景】日本の法律でいう"child pornography" (児童ポルノ) は、米国の法律では同様だが、国際刑事警察機構 (ICPO: インターポール) や欧州刑事警察機構 ( ECPO: ユーロポール) 、オーストラリアやタイ等の一部の国では、"child abuse material " (児童虐待表現物)とされている。 とくにINTERPOLでは、後者の使用を強く推奨し
【抄訳】『子どもを性的搾取と性的虐待から守るための用語ガイドライン』Ⅴ~「自己生成による性的コンテンツ・表現物」~|IWG (2016.01.28)
※以下は2016年9月にTumblrに掲載した記事を改修して転記したものです。 はじめに2016年1月末、国際刑事警察機構(ICPO)を含む18の国際機関が参画したIWG※1が発表した所謂「ルクセブルク・ガイドライン※2」と言われる『児童を性的虐待及び性的搾取から保護するための用語ガイドライン』(TERMINOLOGY GUIDELINES FOR THE PROTECTION OF CHILDREN FROM SEXUAL EXPLOITATION AND SEXUAL
【抄訳】『子どもを性的搾取と性的虐待から守るための用語ガイドライン』Ⅳ~「性対象化された児童の影像」「児童エロチカ」編~|IWG (2016.01.28)
※以下は2016年9月にTumblrに掲載した記事を改修して転記したものです。 はじめに2016年1月末、国際刑事警察機構(ICPO)を含む18の国際機関が参画したIWG※1が発表した所謂「ルクセンブルク・ガイドライン※2」と言われる『子どもを性的虐待及び性的搾取から保護するための用語ガイドライン』(TERMINOLOGY GUIDELINES FOR THE PROTECTION OF CHILDREN FROM SEXUAL EXPLOITATION AND SEXUA
【抄訳】『子どもを性的搾取と性的虐待から守るための用語ガイドライン』Ⅲ~「デジタル生成児童性虐待表現物」編~|IWG (2016.01.28)
※以下は2016年9月にTumblrに掲載した記事を改修して転記したものです。 はじめに2016年1月末、国際刑事警察機構(ICPO)を含む18の国際機関が参画したIWG※1が発表した所謂「ルクセンブルク・ガイドライン※2」と言われる『児童を性的虐待及び性的搾取から保護するための用語ガイドライン』(TERMINOLOGY GUIDELINES FOR THE PROTECTION OF CHILDREN FROM SEXUAL EXPLOITATION AND SEXUAL
【抄訳】『子どもを性的搾取と性的虐待から守るための用語ガイドライン』Ⅱ~「児童性虐待・児童性搾取表現物」編~|IWG (2016.01.28)
※以下は2016年9月にTumblrに掲載した記事を改修して転記したものです。 はじめに2016年1月にInteragency Working Group (IWG※1) が発表した子どもへの性暴力に関する用語ガイドライン (通称: 『ルクセンブルク・ガイドライン※2』 は、日本で表現・人権・法曹に携わる者の重大な関心事である「児童ポルノ」の問題も取り扱う。 かつて日本ではこの表現をめぐり、2014年から2015年の間、 (A) 『児童ポルノ 』(child pornog
【抄訳】『子どもを性的搾取と性的虐待から守るための用語ガイドライン』Ⅰ~「児童ポルノ」編~|IWG (2016.01.28)
※以下は2016年9月にTumblrに掲載した記事を改修して転記したものです。 はじめに2016年1月に「Interagency Working Group (IWG)」 ※1が発表した子どもへの性暴力に関する用語ガイドライン (通称: 『ルクセンブルク・ガイドライン 』(The Luxembourg Guidelines)※2は、日本で表現・人権・法曹に携わる者の重大な関心事である「児童ポルノ」の問題も取り扱う。 かつて日本ではこの表現をめぐり、2014年から2015年