40代・50代でよい表情している人に共通すること
最近「久しぶりに会いたいな」と思う人たちと、立て続けに会う機会があったのですが、驚いたことに、皆さんが以前よりもよい表情をしていて、まるで若返ったかのように見えました。
年齢的には、40代半ばから50代半ばの方々が多いです。
でも、ここで言う「若返り」は、シワやシミがなくなったという意味ではありません。年齢を重ねると、当然シワやシミは増えていくものです。
そうではなく、その人たちの醸し出す雰囲気が、以前よりもぐっと魅力的になっていて、明らかに若々しさが増しているのです。
なぜだろうと考え、観察しているうちに、この人々に共通する点があることに気が付きました。
1. 「疲れていない」
これは大事なポイントです。年齢を重ねると、心身ともに疲れやすくなる人が多い中、その人たちはどこか余裕を感じさせます。
よく話を聞いてみると、疲れるようなことをそもそもしていない様子。
でも、成果はしっかりと出しているんです。
みんな、適度に休養を取っていて、気が進まないことや気が沈むようなことを避け、やりたいことに集中しています。
つまり、自分が本当にやりたいことに熱中しているので、やりたくないことをする余裕がない、といった感じです。
その人たちの多くは社会人として20年以上の経験があり、その中で、圧倒的な自分の強みを築き上げ、それを最大限に活かす仕事ができるようにキャリアを歩み続けている。
その結果、好きなこと(自分が最も貢献できること)に打ち込めているのだと思います。
2. 会いたい人とだけ会う
「以前はできるだけ多くの人と会っていたけれど、今は会いたい人にしか会わない」と、皆さん口を揃えて言います。
誰と過ごすかというのは、人生の質に大きな影響を与える重要な選択なのだと改めて思いました。
3. 実験好きの性格が支えるシンプルな生活
皆さん、とてもシンプルな生活を心がけています。
食生活もその一例です。必要な分だけを美味しくいただき、無駄に摂りすぎない。自分に本当に必要なものを理解し、それに基づいた食材を選ぶか、または不要なものを意識的に減らすことで、シンプルにしています。
さらに、適度な運動を取り入れ、質の高い睡眠を確保し、驚くほどシンプルな生活を維持しています。
シンプルとは、Less is more (少ないほど豊かさを感じる)ですね。
このシンプルな生活は、最初から完璧な形で実現したわけではなく、その人たちの「実験好きな性格」が大きな役割を果たしています。
完璧を目指すのではなく、経験を積み重ねながら改善を繰り返すスタイル。
失敗や期待通りの成果が得られなかった場合でも、そこから学び楽しむ姿勢が共通しています。
むしろ、「これは自分には合わない」と経験することによって、初めて「何が自分に合うのか」が見えてくるようです。
その結果、他者を真似ることなく、自分なりの「シンプル」を創り上げ続けています。
4. 無理せず続ける
その人たちに共通しているのは、どれも頑張りすぎず、無理なく続けられる範囲で実践していること。
頑張りすぎると途中で挫折する可能性が高くなるので、「ゆるく」「だいたい毎日できていれば良い」という感覚で続けています。
無駄な力を抜き、力まずに物事を続ける方法を身に付けているようです。
5. 人に過度な関心を持たない
これは誤解がないように説明しますが、その人たちは他人の行動を批判したり、文句を言ったりすることに興味がなく、そういったことに時間を使うのはもったいないと感じているようです。
自分自身の人生に興味があり、自分のやりたいことに没頭しているので、他人の人生に口を挟む時間もないようでした。
(でも周囲には非常に優しく、配慮に満ちた行動を取る人ばかりです)
どの方も、40代の頃から「シンプル」かつ「自分に合った」スタイルへのシフトチェンジを上手にやり遂げていることに気づききます。
その「シフト」は、一度きりではなく、意識的に何度も繰り返されており、まさに「シフト継続中」といった印象を受けます。
年齢を重ねると現状に留まりがちになったり、過去の延長線上で物事を続けようとする人も多いですが、生き生きしている人たちはそうではありません。
これまでの経験はそれとして充実していたが、それを一度区切りとしている潔さがあります。
そして、今からは新しいことに取り組むという好奇心とワクワク感を持ち続けています。その過程で無駄な力が抜けている。決して手を抜いているわけではなく、むしろパワーアップしているようです。
社会貢献への意識を非常に高まていて、ガンガン稼ぐフェーズから、より大きな影響を与える活動へとシフトしている姿が本当にカッコいいと思います。