笑顔の効用(森見登美彦さんの天才っぷりをお伝えしたい)
楽しいから笑うのか、笑うから楽しいのか?
という違いを、脳は区別できないらしいです。
今朝起きた時の夢見が最悪(たまにある!)で、布団でモゾモゾと気持ちの転換どうしよっかなぁ~と考えていました。
こういうときに、休日で予定が特に無いと、身体を動かすより思考系にハマるのは私の傾向です・・・
瞑想するものの、いまいち何もする気が出ない。お腹もあまり空かないし、はて、どうしようかなぁと思ったところに、昨晩読もうかなと思って置きっぱなしだった本が目に止まりました。
森見登美彦さん、通称もりみん、私が大好きな作家さんのベスト10に君臨し続けるお一人です。
で、ページ開いて一話目が
「外堀を埋める君へ」で始まる、文通形式の話が36ページ、すぐ読み終わる。そして大爆笑!!!
もりみんワールド大炸裂の上に、たった1話の36ページに出てくるのは、手紙を書いている主の一方的なお手紙なんだけど、もう最高に笑えるし、その先で読んでいる相手のヘンテコっぷりを想像するに余りある訳の分からなさに、朝から一人で爆笑の渦に巻き込まれてました。。。文章しかないのにね。動画も音声もついてない文章だけで、ここまで人って笑えるんだよねぇ。しかも誰も傷ついてないの、作品の中で。
ほんともりみん天才すぎる。
この36ページのおかげで、私の今日の午前中の生産性が上がったことは間違いない・笑
笑顔には人を動かす力があります。自分の笑いもそうだし、人が幸せそうにしている笑顔を見ることもまたそうですよね。誰かを笑顔に出来るって、すごく豊かな時間だし、ソレを見てまたこちらにも豊かな時間が返ってくる。
森見登美彦さんの話は、どんな毒舌キャラにも愛とユーモアが溢れていて、個性的すぎるキャラこそ愛され活躍する、足りないものを一緒に補完しあっていくという普遍のテーマがあると思います(特に有頂天家族とか読んでるとしみじみと感じる)
こんなん書けるもりみんが本当に羨ましいことこの上ないです!