ビジネスの生存確率を上げるためにどうすべきか?
こんにちは!今回は、ビジネスの生存確率を上げるためにどうすべきか?というテーマでお話したいと思います。
会社員の方だと、自分が定年までは、会社が存続していないと困ると思われるかもしれませんが、世の経営者の皆さまはこんな不確実な時代に、商品やサービスを提供してその対価を得て、そこから社員の給料を払って、利益が出たらそこから税金を納めてというのを続けていかなければなりません。
そう考えると、会社からの給料だけを頼りに生きていくことは、この先難しいのではないかなと…。
こういう文脈から副業に興味を持つ方は多くいるのですが、よく分からないけど儲かりそうだとかで、情報商材を購入したり、始めるのはタダだからと言って、SNSやブログを始めても結局十分なお金を稼ぐまで続けられない人がほとんどですよね。
副業を続けられない=ビジネスの生存確率が低い
副業を続けられないということは、ビジネスの生存確率が低いということに置き換えられると思いますが、まず副業を始める前に、自分がこれからやりたいビジネスの寿命がどれくらいあるのかを意識すると良いでしょう。
寿命の見極め方としては、自分たちの商品やサービスの差異が、他と比べて出せなくなってくると要注意です。
私が2005年に映像制作の仕事を始めた時には、YouTubeが無かった時代にパソコン1台で映像制作できるというのをウリにして、当時は大手の映像制作会社以外、そんな小回り効いたことをしてくれる会社がなかったので、仕事はどんどん入ってきました。
ただ、10年以上映像制作の仕事をしていると、当然競合の会社さんも増えてきたり、今では個人か簡単に映像制作や配信までできてしまう世の中になってきていて、インターネット時代の映像制作をプロダクト・ライフサイクルで喩えたら、成熟期に入ってるのかなと…。
プロダクト・ライフサイクル
製品の売上と利益の変遷を4つの段階で説明するモデル。導入期、成長期、成熟期、衰退期それぞれの市場環境と基本戦略を提示する理論である。
映像制作では、大物スターをキャスティングして予算を沢山使って有名な企業のTVCM作るという感じでもなかったので、これから広告業界が衰退期に入ると結構ヤバいなという危機感は感じていたのです。
広告の仕事を発注する企業の担当者さんも、自分たちの商品やサービスを本気で売りたいということではなく、割り当てられた予算と納期に合わせて無難なものをみたいな考えの人が多く、広告代理店の人たちもクライアントからの無茶な要求なんかを制作サイドに押し付けてマージンを取るみたいな人も多かったので、正直自分が担当したすべての映像制作の仕事が胸を張って自慢できるようなものではありませんでした。
こちらとしても、月次の売上目標があるので、無難な提案の方が制作しやすいし…みたいな心持ちもあったのも確かです。
ここら辺の話は、広告業界の光と闇って感じなので、興味がある人は左ききのエレンを読んでもらえると良いかもしれません。
また広告業界の葛藤ということであれば、色々とまだ書くことはあるのですが、以下のnoteで牧野さんが書かれていることに近い感情を抱いておりました。
この記事を書かれていた時期と同時期に私は前職を辞めて、広告制作から距離を置いたのです。
とは言え、私は今も広告制作の仕事をしております。ただ、仕事の仕方は前職と比べて変化しており、沢山の制作案件を抱えるということではなく、大手PR会社さんの名刺を持って、制作よりも一つ上のレイヤーで発注を受けた制作業務を行うだけでなく、受注に向けての提案を行ったり、自分の事業領域を変化させながら、来るべき衰退期でも生き残れるように準備している感じかなと…。
長々と自分の経験を元にお話しましたが、ビジネスを始める際には、その業界の寿命がどれくらいあって、プロダクト・ライフサイクルが黎明期なのか、成長期なのか、成熟期なのか、衰退期なのかを見極めることが必要です。
自分が未経験で飛び込む業界が衰退期だったら、当然、ビジネスの生存確率は急激に下がってしまいますよね?
そう考えると、情報商材を購入して勉強してブログ書いてアフィリエイトで儲けるって、これから先ずっと継続的にできると思いますか?
twitter界隈ではブログやアフィリエイトで儲けてる人が沢山いるかもしれませんが、その時点で成熟期に入ってますよね?
そもそも情報商材を買って、誰でも簡単に儲かるみたいな話は絶対にあり得ません。自分がそれやって儲かっているのであれば、わざわざ他人に売る必要はないのかと…。
赤の他人が、この情報商材を買えば、無料で楽に簡単に誰でもできる商売を勧める意味をきちんと考えれば一目瞭然です。
情報商材とか書籍になっている時点で、その事業は成長期も終わり、そろそろ成熟期になりかかるところか、成熟期から衰退期に入るところなので、それをきちんとわかった上で、事業を進めないと継続は難しいということを意識すると良いのではないでしょうか。
副業を考えているのであれば、一度以下のnoteに目を通してみて、プロダクト・ライフサイクルと自分の強みからオリジナルの商品やサービスを考えてみると良いかもしれません。
今回は、ビジネスの生存確率を上げるためにどうすべきか?というテーマでお話してきました!
それではまた!
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