僕のギター遍歴。
初めてギターを手にしたの小学校の5、6年だったかな。家にあったクラシックギター。たぶん父親が弾いていたんだと思うけど、はっきりとは覚えていない。
子どもの体には大きなそのギターを抱えるようにして、ポロンポロンと遊んでいたような気がする。年の離れた姉はすでに自分のギターを持っていて、映画音楽やカントリーを弾いていた。ジョン・デンバーなんかをね。
中学生になるとギターを持つ友達ができて、僕も姉のギターを借りてその頃流行っていたフォークソングを弾くようになった。当時の「明星」(芸能雑誌)に付いていたソングブックを見ながら練習をした。
その頃よく弾いていたのは、アリス、さだまさし、吉田拓郎、中島みゆき、イルカなどだった。
彼らの曲は比較的コードも簡単で、ストロークからスリーフィンガーまでよく練習させてもらった。
しかし僕が今までで最もギターにのめり込んだのは、長渕剛という人に巡り会ってからだ。
19か20歳頃だろうか、彼のライブアルバムを聴いた時の衝撃は忘れもしない。力強いストロークから繊細なアルペジオまで、彼の少ししわがれた声とともに聴こえたそのギターの音色は僕の魂を激しく揺さぶった。
(長くなりそうなので次回に続きます)
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