表面張力

 学校の先生をしています。

 文化祭出展の写真、最後です。
 ここ数年、何人かの先生と有志写真展を行っています。各自好きな写真を発表するのに加え、「テーマ展」としてその時々のテーマに基づく写真を持ち寄ったりもしています。
 今年のテーマは「平成」と「令和」。それぞれの言葉から連想される写真を出展します。私は「令和」を担当。今日はその写真を投稿します。

プレゼンテーション1

テーマ展「令和」
 私が敬愛する歌手、小沢健二さんは言いました。というか、つぶやきました。

「いわゆる親父ギャグを言うNY黒人男性友人が、昔よく"Chillax"(Chill+Relax。チルアウトのクールダウン感+和み感)という造語を使っていた。チラックス笑、だったが、十数年後、新元号発表直後にショートメールが来た。"Does this mean Chillax?" 令は冷に通じ、和は和む、か。チラックス。まじ?」

 日本っぽい"Chillax"は何だろう?と考えました。
 涼やかで、落ち着きのある風景。そして出来れば、緊張感と安定感が同居する画が撮れたら良いなあ、なんて思っていました。そんな時に、香川のとある神社で撮れた写真です。大きな甕に水が張ってあり、そこに上手く1円玉を浮かべられると良いことがある、というような感じなのでしょうか?(私もやってみましたが全くダメでした)

 表面張力、この絶妙なバランス。かつ、悠然と浮かんでいる静けさ。神社の片隅、Chillax。

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