あの時の気持ち・過去に託す愛
学校の先生をしています。
今週は非常にタフな週だった。
校内で行う、全職員向け研修会の運営を行い、発表をし、その翌日から連続して管理職の授業訪問。これも研修の一環、という感じで普段どのように授業をやっているのかを見に来られた。締切との闘いと、緊張感と。また来週も少し大きな仕事が控えているので気が抜けない。
研修会では、英語の先生と協働して、「古文の完了と英文法の完了の概念の違い」について話した。「教科の壁をどう超えていくか」がじわじわと話題になっている今、評判は上々。その翌日の授業も、管理職からの評価はまずまずだった。
「自分が高校生の時、こういう風な話を授業でされたらもっと違ってたのかな」という感想を、研修会でも授業でも、頂いた。とてもありがたかった。自分自身、高校時代は不真面目な生徒で、授業の話なんてほとんど聞いていなかった。そして当然、勉強が苦手だった(笑い話みたいだけれど、古文なんて一番できなかった)。
今も、「あの時の自分だったら、どんな風に話されていたらよかっただろう?」ということを念頭に、授業を作っている。だから、同僚や先輩教員からそういう言葉をもらえるのは、素直に嬉しい。これからも、あの時の自分に向けて何を語るか考えているし、今目の前に、あの時の自分がいる。
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