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【中学受験ネタ】灘中プレ模試

昨日息子が、英進館の灘中プレ模試を受験した。

開成中学と同レベルの中学を対象にした模試は、九州にはこれしかない。
英進館のパズル道場に通っている息子が、教場長に「これ、受けてみない?」と灘中プレ模試の資料をもらってきた、
息子は「ぜひ受けたい」と言った。

教科は国語、算数、理科の三教科。
息子の得意科目の社会がないので、相当不利になるが、この模試で息子の鼻っ柱をへし折ってくれればいいかと思って、申し込んだ。

九州最大手の英進館とはいえ、去年の灘中学の合格実績は9人。
九州だと、開成や筑駒よりも、灘中学の知名度が圧倒的にある。
九州で成績最上位の子は、灘中学を狙うのだろう。
我が家は関西は土地勘もなく、灘中学には寮もないので、志望校からは外さざるをえない。

午前中は日能研の育成テストを受けたあとに、受けることになる。
不利に不利が重なっているが、息子がそう言う状況下で、どれだけ力を発揮できるかが楽しみだと思った。
もちろん受けるつもりはないので、灘中学の過去問題にはいっさい手をつけていなかった。

試験が終わって出てきた息子に話を聞くと、受験生は息子を含めて6人。
息子だけが他塾生だったそうだ。
顔も知らない子が「なんでこんなところに来てんの?」と言いたげな顔をしていたそうだが、幸い知っている子が二人いたとのこと。

一人は同じ小学校の同級生のT君。この子は一年生のときから有名な優等生で、おまけにスポーツ万能。息子曰く「文武両道で憧れる」と。
そして、もう一人は英会話教室イーオンに通っていたとき、同じクラスだったY君。
Y君は英進館の最上位クラスに所属しているらしい。

このY君。
低学年のときにイーオンで同じクラスだったのだが、手がつけられないほどの暴れん坊で、息子も相当嫌がっていた。
私も一度見かけたことはあるのだが、本当に山猿みたいな子で、先生と息子のことで話しているときにも、いちいち口をはさんできて、うるさくて仕方がなかった。
私から見ても、ぱっと見、「残念な子供だな」と思った。
四年生になって、イーオンはやめたが、きっと勉強への興味をなくしたのかなと、なんとなく思っていた。
ところが六年生になり、息子の話を聞いて驚いた。風の噂によると、息子が通う教場では一番できる子だそう。
子供を見れば、頭がよさそうか悪そうか、だいたいわかるが、このY君のように、予想とは正反対の子供は、私にとっては初めてで、衝撃だった。
Y君は低学年のときの猿ぶりとは打って変わって、穏やかでとても優しい子になっていたそう。息子も別人のようで、大好きになったと言っていた。
Y君、非常に興味深い。

息子は昨日の5人とはすぐに打ち解けたそう。
「楽しかった」と言っていた。
全員が灘中学過去問題を持参して勉強していて「僕だけなんにもない状態だったんだよ」とこぼしていた。

結果を聞くと、国語はまあまあ、算数は普通、理科は採点したくないほど難しかったと言っていた。
まあ、英進館さん、久留米附設ラ・サール模試のときもありえないほど難しい問題を出していたので、まあ想定内でしょ。
ありえないほど難しい問題が出ても、ボロボロにならなかったのは、まあ立派だと思う。

息子氏、
「僕も灘中学の過去問題欲しいんだよね」
いや、灘中学は受けないですけど。

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中学受験 将棋 ミステリー 小説 赤星香一郎
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