【中学受験】二月の勝者 ドラマ化
二月の勝者がドラマ化され、10月から放映される。
中学受験をまったく経験していなかった我が家にとって、高瀬志帆さんの漫画はとても興味深かった。
個人的には「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ」のほうが面白いと思ったが「二月の勝者」も十分面白い。
話が進むにつれ、だんだん内容が薄くなっていくのが気になるが、とりあえずは息子も妻も楽しんで読んでいる。
息子の受験が終わるまでに、原作では受験になるのかどうか、気になるところ。
ドラマ化されるにあたって、キャストは問題ないのだが、脚本の内容が気になる。
以前「下剋上受験」がドラマ化されたのだが、言っては悪いが、原作を改悪したような内容だった。原作を先に読んでいただけに(原作は面白かった)、ドラマ化の内容の改悪ぶりがひどく、途中で視聴するのをやめた。
はっきり言って、自分が原作者だったら、面と向かって言わないだろうけど、まあ激怒案件だと思う。
あのドラマは「どうせ視聴者なんてこの程度のオツムのレベルなんでしょ」と考えて作っただろうというのが見え隠れするので、一層腹立たしい。
あれと同じ轍だけは踏まないで欲しい。
小学校高学年の親御さんは、中受するしないに関わらず、観るだろうなと思う。テレビを観ない我が家でも「一応ビデオは撮っておくか」という話になっている。
もし原作の面白さをドラマで再現出来たら、このドラマ、ブレイクするかもしれない。
そのときには、中学受験はいっそう熱を帯びるだろうな。
高校受験の不公平感が半端ではないので、多くの子供たちが中学受験に流れるのは、むしろ必然だと思う。
先日も、東大合格ランキング9位に日比谷高校、11位に横浜翠嵐高校が入って(15位は浦和高校)大騒ぎしていたが、この騒ぎ自体公立高校の凋落ぶりを顕著に示している。
※ちなみに1~20位までは、開成、灘、筑駒、麻布、聖光、西大和、桜蔭、渋幕、日比谷、駒場東邦、横浜翠嵐、浅野、栄光、海城、浦和、久留米附設、渋渋、早稲田、ラ・サール、甲陽の順。
公立高校に復活して欲しいなら、いい加減にこのアホとしか思えないシステムを、変えないものだろうか。