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【中学受験】中学受験について改めて思う

妻がネットのニュースを見て驚いていた。
なんでも全国学力テストで、直角三角形の斜辺を下にして面積を求める問題を出したら、約半分の子が答えられなかったそう。
どうやらこのテスト、うちの学校では受けていないようだが、6年生の学力調査のためのテストらしい。
そういえば○○県が平均高いとか低いとか、よくニュースになっている。
ちらっとその問題を見たのだが、自分が小学時代に受けたテストとさほど変わりがないように思える。素直な小学生らしい(と私の世代では思っている)問題。

それに比べて中学受験する子たちは、どれだけ学力ブーストされているのかとしみじみ思う。
難関校の国語を見ていると「これ大学センター試験レベル?(自分の場合は共通一次だったが)」とか思ってしまうし、算数なんて、中高の知識を使わないだけで、もう難問ぞろい。
数学検定の問題のほうがはるかに易しい。

息子氏の後期のテキストの基本問題で(基本中の基本問題)、「あれ? これは方程式使っちゃうよね」と思って、そのことを息子に言ったら、鼻で笑われた。
「お父さん、こんなの方程式使ったら、話になんないよ」
息子の説明を聞いたら、たしかにそうだよね、と思う。なんか勉強できない子になった気分。

かたや、見た目を変えただけの直角三角形の面積問題。
かたや、こねくり回された、すごく頭を使う問題。
(立体切断の問題とか、もう最初から戦意喪失)
こんなに小学生を魔改造するなんて、息子が塾に通う前は知らなかった。

自分自身、今息子とセンター試験で勝負して勝てるのは、国語くらい。
英語はすでに負けそうな気が。
物理、化学もあやしい。生物、地学は絶対負けそう。
数学は微積のアドバンテージがあるとはいえ、たぶん計算力で勝てない。
社会はどの単元でも絶対に勝てない。
確実に自信があるのは国語のみ。マジか。

息子がやっているのは中学受験。
勉強しているのは小学校の範囲。
そして相手は小学生なんですけどね。(*´ω`*)

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中学受験 将棋 ミステリー 小説 赤星香一郎
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