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1-2 生きづらさの正体
前回の続きです。
外向型を目指すのは自分の首を閉める
内向型の多くの人は集団の中で無理に「外向型」を装うとした経験はありませんか?
僕は学生時代に陽キャを装い痛い目に会いました(笑)結局生まれ持った「特性」を変えることは不可能です。
髪をブリーチして見た目をパリピのように振る舞っても、「外向型」にはなりませんね。
「エセ外向型」は社会にたくさん潜んでいます。客観的に判断するのは難しい。
そして無理に外向型を装っている「隠れ内向型」の人が、世の中には「外向型」しかいないのではないかと錯覚してしまい更に「エセ外向型」に磨きをかける...
このように「エセ外向型」が増殖するが、本来の欲と真逆に進むのは苦しいです。
苦しさのバリエーション
集団に溶け込もうとすること
友達や職場の同僚と仲良くしようとするも、疎外感を感じたことはありませんか?
これは内向型が
「本音を言わない」傾向があるからです。
何か悩み事があっても心で「自分の問題は自分にしか理解できない」と思うことありますよね。
例え他人の回答が正解だったとしても、自身で納得した「間違え」の方を受けいれてしまいます←どうしようもない笑
自分自身で悩みの本質を納得するまで追求するのが好きなんだと思います。
ただ外向型の人からから見たら
「何考えてるか分からない」
「本音を言わない人だな」
と思われ「内向型」は疎外感を感じ苦しみます。
古来から人との関わりは「幸せ」をもたらすものですが、この疎外感が強くなると人と拘るのを避けたいと思うようになります。
僕自身「人と関わるなら1人でいた方が心地良い」と思っていますからね(笑)
陽キャを装い疲弊する
慢性的に疲労を感じ、集団に所属していると休日は部屋に閉じこもりたくなりますよね?
これは
1人で静かに日々を送りたいのに、集団で陽キャを装おうとするからです。
外向型の人は人前で面白おかしく振る舞う結果、他人を喜ばし欲を満たせるのでいいのかもしれません。
内向型は装っても刺激を感じやすいので、知らず知らずに身体は疲弊します。その結果休日に疲れて何もできず1日が終わります。
人生が好転する行動も起こせなく再び「エセ外向型」を装い疲弊する負のループにハマります。
生活水準を上げお金の不安を引き起こす
旅先では何もせずのんびりしたいのに、集団で行くので割高なツアーや豪華な旅館に泊まることに我慢した経験はありますよね?
外向型の人は普段のストレスをお金を使って思いっきり発散し楽しさを感じています。
内向型もお金を使うことはもちろん楽しいです。
しかし
刺激が強く疲れることが多い
遠出しなくても見知らぬ駅に降りて歩いてみたり、気になった道端の歴史物をWikipediaで調べるだけでワクワクしますよね。
つまりお金がかかる脳汁溢れる体験をしなくても質素に楽しめるのが内向型です。
ですが
集団に所属していると「お金を消費してドーパミンを出す」ことが快楽と錯覚します。
快楽と感じ集団から抜け出せない負のループの出来上がり。
「財布の紐のゆるさ」
「生活できなくなる怖さ」
は連動しますよね。
生活費に月30万かかる人と10万円の人では、生活する難しさは大きく変わります。当然生活費が少ない方が生きやすく、お金の不安が少ない。
それなのに外向型のようにお金を消費し暮らすと、「今の仕事を退職できない」ことになり生きづらさに束縛されます。
意識を変えるだけでは生きづらさは消えない
自己啓発本を読み「他人は気にせず、自由気ままに過ごせばいい」と思ったことはありますよね。
残念ですがこれでは現実は変わりません。考え方を変えるだけでは応急措置をしたにすぎず、何度も辛い現実があなたを襲います。
意識を変えることも大切ですが、「集団を抜けたら生きれない」という問題に対策することをしないとが大事です。
お金の苦しみ
疎外感の苦しみ
疲労感の苦しみ
上記の苦しみは「エセ外向型」を目指した産物にすぎません。
人生を好転させる努力の方向を「エセ外向型」を目指すのではなく、「集団を自由に選べる」方向に向けることが大事。
なので
段階を踏んだ「人成攻略ロードマップ」が必要なのです。
そのための具体的な戦略と手段が本作の役割になります。
次回は第2章