北日本コード進行に詳しい協会会長(TK)

言語化による脳内の整理。 エッセイだなんてそんな大それていない。 写真はすべて自分で撮影したものです。 https://soundcloud.com/tk_chord

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異国で見た色。

恥ずかしながら「心細し」を「こころぼそし」と読んでいた。 読み方とその意味を知り、真っ先に思い浮かんだのは、2012年の秋、カナダで出会った風景だ。 異国の地での旅は不安がつきもの。 その日も、iPhoneに保存したはずの乗車用チケットがうまく表示されず、トロント行きの列車に乗れなくなるかもしれないという失敗を犯している。 そんな朝5時、「心細さ」と共に乗り込んだ私を迎え入れてくれたのは、夜明けとともに色付いてくる世界だった。 森林と耕地を交互に抜ける列車。 朝焼けの

    • ここだけの話④ - 言の葉に救われる

      「絶望」「悪者」「嫌い」と、ネガティブなアウトプットを3回続けてしまった。みんな素敵なこと書いているのに。私も最後ぐらいはポジティブなアウトプットをしておこう。 -----✄----- 誰かの言葉で救われる、という経験は、きっと誰にでもあると思う。 私が出会って、「素敵だな」「救われたな」と思った言葉は、会話の中であったり、本の中であったり、聴いている楽曲の歌詞からやってくることがほとんどだった。 今日はそれぞれ1つずつ紹介して、私の「ここだけの話」を終えようと思う。

      • ここだけの話③ - 「きらい」と「きれい」は一文字違い

        嫌いなものはそこまで多くない。 生き物で言えば、おそらく蛾くらいだ。 蛾は本当に嫌いだ。見た目も飛び方も全て気に食わない。 大学時代を過ごした街は「クスサン」という種の蛾がたくさん現れる街だった。夏の終わりから秋口にかけて、彼らは大量発生する。 あの季節の夕方から夜、そして朝にかけての時間帯は、しばしば外出中の私を苦しめた。 夜に群れをなして灯りに集まる姿や、明け方に力尽きてくたばっている姿、奇妙な紋様や飛び方も嫌いだし、本体をカラスや猫に食べられて、羽だけになってい

        • ここだけの話② - 悪者の正義

          ディズニー映画にめちゃくちゃハマった。 今年一番ハマったのは多分For Tracy Hydeというバンドだが、それと同じくらいハマったと言ってもいいだろう。 齢30を2つも超えたおっさんが何を「ディズニー」などとほざいているのか、なんて思う方もいるだろうが、しょうがないだろハマっちまったもんは。 そんなわけで今では「Disney+」という、ディズニー系の動画が見放題のサービスに登録し、関連する映画やオリジナル作品を見漁る毎日を過ごしている。 【脱線・これまでに人の影響

        • 固定された記事

          ここだけの話① - 中途半端な絶望

          どうも、北日本コード進行に詳しい協会会長(TK)です。 普段はTwitterで好きな曲のコード進行とか楽曲構成とか音楽に関する様々な理論と持論をこねくり回しています。 Twitterはこちら。フォローしてね。 @TK_chord -----丁寧な言葉はここまで。 音楽や詩、随筆といった作品を作るときに、自分に対して制約を課す傾向にある。 それは、作品にテーマを持たせるためかもしれないし、何かギミックのようなものを仕掛けるためかもしれないし、自分の表現力に挑戦するためかも

          ここだけの話① - 中途半端な絶望

          SPECIAL EDITION

          Twitterで相互にフォローしている音楽仲間から、ある日素敵なお誘いを頂いた。 「インターネット上で展覧会をしたい。『ここだけの話』というテーマで、日替わりで文章を書いてくれる人の一員になってほしい。公開期間を限定して、書いた文章は3月末に消えるようにしたい。」 実際はもっと素敵な文体で、愛情のこもったオファーだったのだが、かいつまんで表記するとこうなる。 文章を書くことから離れて久しかったので、そのオファーをありがたくお受けした。 昨年の12月、毎週月曜日に私の文

          抵抗を失った飛行機の旅。

          予め言っておくが、航空力学の話ではないし、重大インシデントの話でもない。 物理で赤点ギリギリだった私に語れることなんてたかが知れている。 航空事故については、その昔Wikipediaを読み漁ったが、そんな知識をひけらかす場なんて存在しなくていい。 ーーーーーーーーーーーーーー 飛行機を使う旅を嫌って、20年が経った。 あんな鉄の塊が空を飛べるはずがないと思っているから、嫌いなのだ。 幼い頃、祖父母の家に行くために飛行機に乗るのが嫌だった。 祖父母には会いたい。でも飛

          なんもだよ。

          「試される大地」とは北海道の別名だが、何を試されているかは、実のところ道民もわかっていない。 我々は本当に試されているのか? 多分、この問いに対しては、道民のうちの数%は「イエス」と答え、また違う数%は「はい」と答え、またさらに違う数%は「んだ」と答えるだろう。 そりゃ、たまに来る台風は大体がニュースで散々「勢力を増して」という言葉を身に纏った姿だし、冬は冬で一晩に数メートル近くの雪が積もるし、最近は夏でもないのに日本で一番暑い地点になったりしているから、「試されてるな

          作詞家によせて。

          作詞というものに対して、思索を巡らせた時期があった。 中1~高3にかけてそれは顕著で、側から見ればそれは「厨二病」という言葉で片付けられていたと思う。実際、当時の友人の言を借りれば、「君は痛くてキモい方の厨二病だった」ようである。 そんな(暗黒の)時期を経て、特段懲りることもなくこうやって文章を紡ぎ出すことを試み、同時に改めて「作詞」というものと向き合ったときに、「ああ、この人の言語感覚が羨ましい…」と思う人が何人かいることに気づいた。 ・草野マサムネ(スピッツ) ・オ

          夢は汗の中に少しずつ咲いていく花。

          その努力、決して裏切らない。 初代AKBグループ総監督の高橋みなみも、似たようなことを言っている。 8月の終わり頃、レモンティーを飲んでいる時に、「夢ってなんだろう」と問われた。 夢へ向かう努力の第一歩は、「夢を想像する」ことだと、私は思っている。 つまり、目が覚めているときに見る夢、妄想や想像が、夢への第一歩なのだ。 想像を具現化するために、行動する。 その行動がいずれ、夢を形作る「創造」に変わる。 しかし、行動をするためには、目的地というか、終着点が必要である。すな

          夢は汗の中に少しずつ咲いていく花。

          カフェバーを開く。

          いつかカフェバーを開くときのために、食品衛生責任者の資格が欲しい。 そう思ってから、もう随分経つ。 いつかカフェを開くときのための準備は、少しずつ進んでいる。 手始めに買った「カフェをつくりたい人の本」には、「食品衛生責任者の資格は、所定の研修を受ければ認定される」と書いてあった。 私のような忙しい社会人がスキルアップするのにうってつけの資格である。 「路地裏であまり流行らない道楽カフェを経営し、昼間は好きな音楽を流して客と雑談しながら冷めてもやや美味しい珈琲を淹れ、夜は

          人が書いた文章を読むのが好きだ。

          最近ではAIも文章を書けるということだそうですが、その手段を用いて作られた文章をまだ読んだことがないので、とりあえずこういう書き出しにしておきます。 TKと申します。 人の書いた文章を読むためにnoteのアカウントを取得していましたが、そろそろアウトプットにも手を出したいと思って、こうして文章を書いている次第です。 まとまりはありません。 日々思ったことを書き連ねるかも知れないし、コード進行や転調の話をし出すかも知れません。 アイドルの話もすると思います。乃木坂46大好き

          人が書いた文章を読むのが好きだ。