喜志武弘
歴史と数学の本を読むのが楽しい/やってきた仕事は、経営、IPO、事業開発、M&A、データマネジメント、法務など/東京科学大学(旧・東工大)大学院で技術経営と数理モデルを勉強中
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Peter Turchin「国家興亡の方程式」Historical Dynamics: Why States Rise and Fallを読んだメモ
ピーター・ターチン(Peter Valentinovich Turchin)の『国家興亡の方程式』(Historical Dynamics: Why States Rise and Fall)は、歴史を数学的にモデル化しようとする野心的な試みを展開した著作です。以下にこの本の主要な特徴と内容をまとめます。 本書の概要『国家興亡の方程式』は、歴史を自然科学のように研究することを目指し、数学的アプローチを用いて国家の興亡を分析しています。ターチンは、歴史動態を数学的にモデル化す