トモゾー幼少期
妹と両親と4人で住んでいた愛知県から
父の両親のいる新潟へやって来た。
まだ会ったことのない祖父母
ずっと会ってみたいなぁ。。と思っていた。
が、一緒に住み始めてからどのくらい経った頃だろうか。
母が小さな工場へ働きに行くと
祖父母はわたしの母を罵り始める。
妹を拾って来た子だと言い始める。
常に何かしら畑や庭仕事や家事の手伝いをさせられた。
秋になると銀杏拾いや洗うのはわたしたちの仕事だった。
そのせいか手の皮膚がボロボロになった。
手袋も無かった。
まさか銀杏で被れるとは知らずに毎年毎年銀杏を拾って洗っていた。
学校に行くとボロボロの手が恥ずかしくて
人と遊べなかった。誰にも見せられなかった。
母が仕事から帰ってくると
家事で忙しく話す時間もあまり無かった。
いつも疲れた疲れたと言いながら
祖父母への不満を口にしていた。
それだけではなく父への不満も口にしていた。
何でみんなしてわたしに言うんだろう?
家族なのに何でみんな罵り合うのだろう?
家族の罵り合う言葉を聞くたびに
わたしの中の何かがいつも悲鳴をあげていた。
それでも他に行く場所がないので
黙っていつも聞いていた。
オトナになった今ならわかる。
家族はみんな他人だった。
#前面DV #トラウマ#見えないココロの傷
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