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【JMS#09】ホントにあったら楽しいHWの働く車たち

気分転換にその辺に転がりっぱなしのジャンクミニカーを眺めていたら、ホットウィールにも"働く車"系のジャンルがあるなと思い、気付いたら集まっていた『ジャンク働く車モーターショー』を開催いたします。


◉こう見えて激レアな救急車

HOT WHEELS「AMBULANCE(McDonald's)」(1997)

HOT WHEELS「AMBULANCE(McDonald's)」(1997)
TOY Number:--- MADE IN ???

マクドナルドのハッピーセット景品でリリースされたモデルだそうです。なのでシャシーもプラスチック製で軽いタイプなんですが、実はこの1997年(平成9年)の登場以来、再登場していない貴重な1台なんですね。

僕の手元に来たやつはガッツリ汚れまくり塗装も剥がれまくって、まさにジャンクofジャンクな状態ですが、レトロフューチャーなデザインがいいですね。ホイールも"Hot Hubs"というタイプなんですが、白のHotHubsも実はレアだったりします。


◉軍警察の保冷車って実際にあるの?

HOT WHEELS「SUPER VAN "KHAKI KOOLER"」(1977)

HOT WHEELS「SUPER VAN "KHAKI KOOLER"」(1977)
TOY Number: 9183 MADE IN HONGKONG

"カーキ・クーラー"という名前からすると軍警察所属の保冷車?と思ってしまいますが、たぶんそういうカテゴリーの車は実在しないんじゃないでしょうか💦 

シンプルでノスタルジックなデザインはラリー・ウッド師匠によるもの。これまでに3度製品化されていますが、タイヤに赤いラインの無いこのモデルは最終バージョンのようです。全体的に色も剥げ、ウィンドウも擦り傷らけですが、軍用車となると、かえってこのほうがリアリティを感じてしまいますね(笑)


◉'60シェビー風な顔立ちのタンクローリー

HOT WHEELS「FAST GASSIN」(2009)

HOT WHEELS「FAST GASSIN」(2009)
TOY Number:N4017 MADE IN MALAYSIA

いわゆるタンクローリーです。もちろん現実にこういうデザインの車両があるわけではなく、HWのデザイナーのオリジナルなんですが、この前部のトラクター部分のデザインがとってもアメリカンで60年代風なのがいいなーとじっと眺めてしまいますね。大きなフェンダーと一体化したヘッドライト部分やでっかいグリルが、いかにもホットウィール!

赤とピカピカの銀メッキもタフなトラック野郎なイメージを演出しています。このタイプで12バリエーションあるのですが、この色の組み合わせは初期生産キャストのみ。

後年、2016年(平成28年)に再設計されて後輪が2輪から1輪に変更になっているのですが、やっぱりタイヤは2輪のほうが迫力がありますよね。


◉ヘヴィーなアメ車もお任せレッカー車

HOT WHEELS「TOW JAM」(2000)

HOT WHEELS「TOW JAM」(2000)
TOY Number:29266 MADE IN MALAYSIA

「Tow」というのは牽引のこと。こちらもHWオリジナルのレッカー車です。1998年(平成10年)に誕生して以来、2012年(平成24年)までに22バリエーションを送り出している人気のキャスト。

これは2000年にメインラインのひとつとしてリリースされたバージョンで、ライトブルーのメタルフレーク塗装と、金と白のフレイムパターンが爽やかな1台です。

"Y5"と呼ばれる大きなタイヤが6輪もハマっていますが、このキャストをデザインしたネイサン・プロック氏は、こういうのが好きな人だったみたい。デッカいタイヤをマシマシしてグリップ力が爆上がりなので、重量級のピックアップとかも楽々とレッカーされちゃいそうです。

僕のところに来たやつは残念ながら荷台のクレーンの先のプラスチックパーツが欠損してしまっています。あと真ん中の車軸がズレて、せっかくの6輪なのに4輪しか接地してません💦

(参考画像)このクレーンの先のパーツが欠損しちゃってるんです

◉過激に腰をくねらすレスキュー車

HOT WHEELS「XS-IVE」(2001)

HOT WHEELS「XS-IVE」(2001)
TOY Number:28767 MADE IN MALAYSIA

最後はこちらもHWオリジナルデザインになるキャストで、独創的な名前は「Excessive(過激な)」という言葉から生まれたのだとか。HWの中でも大ぶりな車体は、前半分の運転席部分と、後半分のエンジン部分に分かれていて、左右に45度くらい回転するようになっています。荒地や障害物を乗り越えられるようなイメージですね。

それもあって、この最初のバリエーションはレスキュー車両をイメージしたタンポ印刷がされています。「え?どこに?」と思われたと思いますが、そうなんです、こっち(左側面)には何も印刷されていないのですが、

ブリスターパックに入っている時に見える右側だけに印刷されているんです。コスト削減?

右側面に"RESCUE"の文字やホットウィールのロゴなどがギュウギュウ詰めで印刷されています。"FIELD&FOREST"の文字もあるので、森林管理組合みたいな組織の車両という設定でしょうか?

この車、HWの数々のゲームにも登場していて『Bash Arena』『Velocity X』『Burnin' Rubber』といったタイトルで使用可能な車種だったそうです。

HOT WHEELS「XS-IVE」(2003)

HOT WHEELS「XS-IVE」(2003)
TOY Number:57066 <Hot Haulers 5-Pack> MADE IN MALAYSIA

同じキャストで別バージョンも。こちらは2003年(平成15年)に5台パッケージの中の1台としてリリースされたもの。"METRO SANITATION"と紫のボディに印刷してあるので、地下鉄などの衛生管理業務車両の設定なのかなーと思ったんですが、なんだかよく解らない💦 実際にミシガン州ウォレンに同じ名前のゴミ収集サービス会社がありましたけど(笑)

こちらがミシガンのメトロ・サニテーション様

こっちのほうはフロント部分のガードバーのようなプラスチックパーツが、バンパーもろとも欠損していて、入手したときは経年でカチカチになったガムなのかパテなのか、ヘンなものが運転席部分に詰まっていて「うえっ💦」となりましたが、まあこれもジャンクの運命ということで・・・。

この「XS-IVE」、2010年に再設計が入り、外見は同じままですが、腰の接続部分がクネクネできなくなってしまったようです。


というわけで、深い意味もなくまとめてみたホットウィール版の働く車特集でございました。狙って集めているわけではないので、これくらいしか手元には無いのですが、トミカなどではなかなか見ない(というか、そもそもホットウィールがトミカのようなリアル業務車両を出していないということだと思いますが)変わったデザインの"働く車"ばかりでしたね。


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