海の向こうからのサプラ~イズ!
メルカリをさまよっているうちに、詳しい説明のないメタルフィギュアの出品に出逢いました。いったんは見送ったものの、どうにも気になってしまって、何日か寝かせた後に購入してしまいました。調べてみると、わりと由緒あるオマケフィギュアでした。
◉戦いに赴く前なのか、戦い終わった後なのか
購入したフィギュアは全部で7体のセットになっていたのですが、中でも僕の目を惹いたのが、トップ画像に登場してもらった彼です。いろんな見え方があると思いますが、僕には目を閉じているように見えて、天を軽く仰ぐような顔の角度と相まって「この人は目を閉じて何を想っているのだろう?」と、とても気になってしまいました。皆さんにはどう見えますか?
◉日本では幻の「キンダーサプライズ」
さて、このメタルフィギュア、画像検索などを駆使して調べてみると、どうやらイタリア・フェレロ社が製造している「キンダーサプライズ」というタマゴ型チョコレートに入っていたオマケのようです。海外生まれのフィギュアなんだろうなとは思っていましたが、食玩だったとは。
そもそも食べ物のオマケにダイキャスト人形が入っているということにも驚きますが、昔ずいぶん買っていたフルタの「チョコエッグ」は、この「キンダーサプライズ」の二番煎じ商品(別モノ)だったことにもビックリしました。
フルタ製菓だけでなく、キャドバリー(オーストラリア)やネスレ(スイス)などの超有名チョコメーカーも類似商品を手掛けているくらい、世界規模で人気のチョコレートらしく、正確な時期は解りませんが、1970年代初頭から発売開始され、現在も世界30ヵ国以上で販売され続けているとのこと。
日本では'70年代の一時期『チョコたまご』の名前でロッテが販売しており、その後も、カンロやグリコがかわるがわる『キンダーサプライズ』の名前で販売してた模様。確かにスーパーなどで目にした記憶がありますね。そして現在、日本国内での販売はされていないとのこと(Wikipediaより)。
今回手にしたダイキャスト製のフィギュアが、いつ頃、どの国でラインナップされていたのかは調べきれなかったのですが、それなりのヴィンテージ品なんじゃないでしょうか?
というわけで、今回お迎えした「7人の剣士」を紹介します。
MUSKETEERS(銃士)シリーズ
日本語サイトでの扱いはほぼ皆無なので、必死に英語やロシア語のサイトから情報を搔き集めてみましたが、それでも情報僅少。トップ画像の彼と、もう一人ふんぞり返った十字マークの方もいます。
本来「MUSKETEERS」は"銃士"と訳されるようにマスケット銃を携えた兵士のこと。でもこのフィギュアは銃を持っていません。なのでこれはデュマの『三銃士』がモチーフになっているシリーズかもと思います。アトス、ポルトス、アラミスの誰かがモデルの可能性もありますが、原作をちゃんと読んだことがないので僕には解りません💦
VIKINGS WARRIORS(バイキングの戦士)シリーズ
このフィギュアのシリーズ、どうやら「IRON(鉄)」とか「BRASS(真鍮)」とかカラーバリエーションがあるようで、このバイキングのオッサンはおそらく「COPPER(銅)」カラーのやつみたいです。
同じオジサンが2人いるのですが、本人はカッコつけてるつもりのポーズがちょっとオマヌケな感じに見えて可愛らしいです。
JAPANESE SAMURAI(日本の侍)シリーズ
最後は日本の武士、というか戦国武者シリーズですね。真ん中の鎧武者と向かって右の弓矢の人のいでたちは、まあなんとかギリギリ日本っぽいんですが、向かって左はどう見ても、中華系の兵士のように見えます。それにしても刀デカっ!
いずれは、こちらも【塗る活】してやろうと画策中ですが、銃士の彼の顔を見ていると、ちょっとジオラマとかにしたくなっちゃいますね。
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