【JMS#11】メッキで主張するイカツイやつら＜その②＞
「ピカピカ、エンジン車」の第２回は、ピカピカなだけでなく、数も増やしてみました系のラインナップを紹介します。無意識なのかなんなのか、気付いたら複数所持してしまっているので、きっと好きなんだと思います。
◉８気筒×２の衝撃！しかも３連発
HOT WHEELS「WAY 2 FAST」（2000）
TOY Number：54447 ＜HW Side Show 5-Pack＞ MADE IN MALAYSIA
HWの原点ともいえるホットロッドを「これでもか！」とばかりに主張してみせたのがこのオリジナルキャスト「ウェイ・トゥー・ファスト」かもしれません。ネーミングの由来は「最速への道」から。確かにV8を２つも積めば速くなるでしょうね💦
ルーフとサイドに"2 Headed Street Freak"の文字と、頭がふたつあるイカついオッサンの絵が入っているこの2002年のバージョンは「Side Show」と名付けられた5台パックのうちの１台みたいです。一般的にはサーカスなどイベントでのミニコーナーとか、余興的なことを指すらしいのです。HWでの定義はちょっと解らなかったのですが、実際のパッケージを見ると、他の車の絵柄やロゴからして、やはりテーマは「サーカス」っぽいですね。
"PAQUETE COFFRET"というのはパッケージボックスの意
これも沖縄からやってきたやつで、ジャンクの名に相応しく、全体的な塗装剥げはもちろん、エンジンのひとつはチャージャーの吸気口が欠損していたり、見ての通り前輪のシャフトがひん曲がったりしています。同じキャストでタイ製造版とマレーシア製造版の２タイプがあるようで、僕のところに来たのはマレーシア製造版。
HOT WHEELS「WAY 2 FAST」（2006）
TOY Number：J8009 MADE IN MALAYSIA
こちらは2006年のメインラインに登場したバージョンです。これがたぶん最初に入手した「WAY 2 FAST」ですね。これはジャンクというよりは、いわゆるルース品で、保管状態のいいものを入手しました。
ホイールとかはいたって普通ではありますが、側面の黒＆青のフレイムマーキングがクールでカッコイイです。
HOT WHEELS「WAY 2 FAST」（2000）
TOY Number：27082 MADE IN MALAYSIA
そしてまさかの３代目「WAY 2 FAST」です(笑) これもコレクション初期の頃に狙って買ったルース品になります。３台の中ではどうやら一番古い時期のキャストになるようですが、同じ時期にリリースされている黄色い個体に比べるとかなり大事に保管されていたようですね。
これもボディの特徴的なグラフィックが気に入って購入した記憶があります。パールがかったダークレッドのカラーリングもいいですよね。
2009年（平成21年）を最後に姿を見なくなった「WAY 2 FAST」ですが、これまでに30以上のバリエーションが出ているようなので、これだけを集めているコレクターも居そうです。
👇ちなみにこの「WAY 2 FAST」のレプリカというわけではないようですが、実際に車を造ってしまった変人がいるようで･･･アメリカってつづくづくスゲーなー、イカすアホがいるなーと感動します。ちゃんとV16で走るのでしょうか？💦 走行中に分解しちゃわないのかな。
◉そっちが縦ならこっちは横やで！by ラリー
HOT WHEELS「EVIL TWIN」（2001）
TOY Number：28747 MADE IN MALAYSIA
HWレジェンドデザイナーのラリー・ウッド氏が手掛けたオリジナルキャストで、現在もバリエーションが増え続けている人気車種です。僕もこいつと出逢って「ホットウィールって面白いかも」と思ったクチなので、そういう意味では仲人的な存在なのかもしれません。
1940年代後半に登場した「キャデラック・クーペ・ドゥビル」をベースにしてデザインされていて、ボンネットから飛び出した２つエンジン、低くオフされたルーフライン、フロントグリルは禍々しい牙を持った口のようにアレンジされています。まあとにかく、アレンジの仕方が秀逸で、シルエットの美しさに一目ぼれですね。
このメタリックパープルのバージョンが最初にリリースされたオリジンですが、20年以上前のものとは思えないほど美品で、ジャンクとはまだ呼びたくない１台です。
HOT WHEELS「EVIL TWIN」（2002）
TOY Number：54454 ＜Grave Rave Series＞ MADE IN CHINA
こちらはどこかメキシカンな趣きを感じるスカルが描き込まれたバリエーションの「EVIL TWIN」です。上のオリジンと同じタイミングで入手したような記憶があります。パールホワイトのボディは、ちょっと黄ばみが目立ち、メッキ部分も若干剥げが目立ちますが、それを補って余りあるほどの魅力的なパッケージに思えます。とっても異国感あっていいです。
そもそもこの＜Grave Rave＞と名付けられたシリーズは、この2002年にしかリリースされておらず、しかもこの「EVIL TWIN」含めて４台しかないシリーズなんですよね。その中でも群を抜いて魅力的な仕上がりです。
＜Grave Rave＞はおそらく「墓場での熱狂的音楽パーティー」的なニュアンスだと思うのですが、そこから想起するのはメキシコの「死者の日」のお祭りで、ファニーなスカル柄はそこから来ているんだろうなーと思います。日本でいうところのお盆のような期間。今年は10月31日とか11月1，2日までが開催日だそうです。行ってみたいものです。
というわけで、２車種ではありますが、ピカピカエンジン２台載せの５台を紹介しいみました。どちらも個人的に好きなデザインのキャストです。
次はこの流れで「曲線のなまめかしい」連中を紹介しようと思います！
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