ニートでも就職できる!!〜引き篭りでも大丈夫〜
私は転職を7回経験しております。
40代で転職7回も経験していると、企業の面接を受けて来た事は数知れずあります。
それだけの数を経験すると、不思議と面接官に聞かれる事が分かってきます。
そうなって来ると、面接で聞かれる事が分かっていますので、想定質問も用意しておく事ができるため、面接でチグハグする事が無くなり、採用を勝ち取ることができるのです。
冒頭、私の経験を述べて来ましたが、本題に入ろうと思います。
なぜニートになった事が無い私が「ニートでも転職できる!!」のタイトルを掲げたかと言うと、私の知人の親類にニートが居て、転職を7回経験している私が相談を受け、その知人の親類(ニート)にアドバイスをしたところ、就職が決まったと朗報が入り、その両親からは丁重に御礼されたと言う実体験から今回のタイトルの記事となりました。
私も転職を7回経験している中で、勿論、失敗もしていますので、その経験も踏まえて今回のアドバイスが有効に働いたと考えています。
では私の成功体験でもある知人の親類ニートを就職に導いた成功体験から話をしていきます。
私の知人親類ニートの生い立ちを書きますと、中学時代の成績は上・中・下の下の部類で、成績は良いとは言えないレベルでした。そのうえ性格は気が弱いタイプであり、親も過保護だったせい(親が子供の性格が気弱で成績が悪いため、公立高校で入れるレベルの高校ではイジメに合うのではという過保護な考え)もあり、私立高校に入学しましたが、1学期途中からは学校に行かなくなり、そのまま自主退学。そこから通信制の私立高校(普通の高校よりも割高な金持ち通信高校)に編入し、そこはめでたく卒業。
そして通信高校を卒業後は1年ほどアルバイトを転々とし、その後アルバイト先の大学生の影響を受けて本人が大学進学を決意。親はまたまた過保護により、子供の大学進学の決意を喜び個別の学習塾に通わせてイザ大学入試。
受験したのは、学力が低いのでFランクに限りなく近い大学でした。地元では名前を書けば受かるイメージの大学であったため、私の知人も合格間違いなしと思っていたらしいのですが、・・・まさかの不合格。この時ばかりは過保護の親もビックリ!!だったらしいです。
そんな失意のどん底。知人の親類ニートはタダでは起き上がりません!!
どうしても大学進学したいニートは自分で2次募集で入れる大学をチョイス。そのチョイスした大学はFランクもFランク。地元の人でも落ちた人を知らないという大学。名前さえ書けば受かる大学でした。
そして受験の結果は見事?合格でした。
2次募集でしたので、勿論、入学。と、順風満帆であったかに見えたのですが、そこは学力の低い彼。勉強に付いて行けずに後期には教授から、「このままでは進学できない」と言われてしまいこれまた自主退学したとの事でした。
その後1年間はニートとして働きにも行かず家に居る生活だったそうです。
親御さんも、このままニートとなってしまうのではないかと非常に心配しており、どうしたら良いものか悩んでいたそうです。
そして巡り巡って私のところに相談が来ました。
私が聞いたところの彼のスペックは、地頭は低。車の免許は持っているが本人いわく、右折ができないとの事でペーパードライバー。更に希望の職種は身体を使う仕事はNGとの事(喘息持ちらしい)。
以上で書いた通り、色々と問題ありの境遇。
相談を受けた私ですが、改めてニート本人に色々とヒアリングしてみると、大きく2つの問題がありました。
問題その1
ニートの彼は、多少のアルバイト経験(居酒屋バイト2ヶ月)はありましたが、社員として普通の会社に勤めた経験が無いにも関わらず、体を使う仕事ではなくデスクワークを希望していたため志望する職種は経理1本でした。
問題その2
親御さんも息子の言う事を鵜呑みにして何でも聞いてしまっていました。例えば、経理の仕事に就くために高性能の電卓が必要だとか、面接を受けに行くためにお金が5千円必要だとか、そういった要望には全て答えてしまっており、こんな状況では本人も働く必要性が分かりませんよねって感じでした。
上記2つの問題に対して私が彼にアドバイスした内容はと言うと、
まずは問題その1について、
まず、経験もないのに経理1本で求職することは難しいことを伝えました。大企業であれば経理は大卒しか無理ですし、中小企業であれば経理部門は要の部署で、通常であればベテラン社員が経理職に就いている事が多いため非常に厳しい事を伝え、違う職種もある事を伝えました。違う職種としては設計であったり、プログラミングなどのデスクワークもある事を伝えました。
なぜ私がその職業を伝えたかと言うと、理由があります。
それは設計もプログラミングのどちらの職種も今、人材が不足している職種であり、これから未来にかけても伸びて行く職種だからです。
また、良いことに人材が不足していると言う事で、これら2つの職種は未経験で採用して育てる会社も多くあるのです。なので、高校や大学で工学部だとか情報処理系の学部で勉強していなくても十分に採用を勝ち取る事ができるんです。
次に問題その2について、
親御さんには、これは私の知人を通して間接的にですが、必要以上にモノを与えない事と、息子さんが何か欲しいと言ってきても、それは何で?何で必要なの?など、追求するようにする事を伝えました。自分の子供時代を思い出すと、嘘をついた場合に、追求されるとしどろもどろになり、嘘の辻褄が合わなくなって「ごめんなさい」した時ありますよね。言い方は悪いですが、私がアドバイスした彼は成人しているのですが非常に幼い、子供のような感じだったので、この方法をアドバイスしました。
※注意 この方法は今回の彼のような人にのみ有効です。対象者の人格を見ないで今回のような方法を取ると暴力を受けたり逆に引き篭もってしまう恐れもあるので注意が必要となります。
上記2つの対策を施しましたが、結果は、
私がアドバイスした彼は採用を勝ち取る事ができました。
今では一生懸命働いているとの事です。
但し、今回採用を勝ち取る事ができたのはアウトソーシングの会社で最終的なゴールではありません。
アウトソーシングの会社というのは、いわゆる派遣や請負を生業にしている会社で、自社の社員を必要としている会社に派遣して働く会社となっています。そのため、正社員という肩書きはあり、社会保険等の福利厚生もしっかりしているのですが、派遣先の会社社員とはどうしても給料格差があるため、働いていると、バカバカしく思える事も現実の会社となりますが、今回の彼のように職歴や経験がない人にとっては、アウトソーシングの会社は入社の間口が広いため、将来的に設計やプログラミングを身に付けるために入社し、派遣先でしっかりと経験を積む事で後々は本当に入りたい会社に正社員として入社する方法をオススメしました。アウトソーシングの会社は上場している会社もあり、結構しっかりしている会社も多く、そう言った会社であれば派遣先の案件も多いため、設計やプログラミングなど専門性の高い職種であっても派遣先で実務を教えるため未経験でもOKという案件も多くあるため経験を積むには持って来いです。高いお金を払ってヘタな学校へ行って何も身に付かないよりは、給料を貰いながら実務を勉強できるうって付けな方法です。
また、今の時代は転職が当たり前の世界ですから、きちんと経験を積んでそれなりの技術を身に付けていれば、新卒で入れなかった企業に中途入社する事も可能な世の中
ですから、まずは高望みしないで経験を積んで、そこで初めて希望通りの会社に入社するというステップもありな理由です。
今日現在、私の知人の親類のニートであった彼は3ヶ月を経過した今も一生懸命働いているとの事です。非常にホッとしています。
ニートと言うのは本人も辛いですが、その周りの家族にとっても家族を壊しかねない重要な問題となっています。
全てが今回のように上手く運ぶとは思っていませんが、私の転職経験が活きた例でした。今回の彼のように若くて職歴が無い人にとっては有効では無いでしょうか。
今回は対象の彼がとても素直な子であったため、非常に良い方向に働き、ニートを脱出させることができましたが、タイトルのように今後も私の転職の経験を活かして「ニートでも就職できる」の通り、ニートを減らすような記事等を発信していきたいと思います。