我々は「メンヘラ」に抗いたい

あなたは「メンヘラ」をご存知だろうか?

僕個人のイメージとしては「精神がもろくなっていて依存性が高い人間」のことを言うんだろうなーという印象のある言葉だ。そしてだいぶ先鋭化したイメージだが、恋愛依存度が高い女子大生あたりが典型例として示されるように思う。女子大生、だいたいメンヘラな節がある。主語がでかい?

ついでにAIによるメンヘラの解説も載せておこう。Googleの検索生成AIによるものだ。

メンヘラとは、メンタルヘルス(心の健康)の略語で、感情の浮き沈みが激しく、心が不安定な状態にある人を指す言葉です。ネットスラングとして広まり、特定の精神疾患を指すわけではありません。
メンヘラの人には、次のような特徴が見られることがあります。

Google生成AI「メンヘラとは」で検索

自己肯定感が低く、劣等感が強い
・「生きている意味がない」「自分に価値がない」と思っている
・誰にも必要とされていないという感覚が根底にある
・理想が高すぎて「そこに追い付けない自分はダメだ」と思ってしまう
・恋愛そのものや恋人に依存する
・思わぬ攻撃性を発揮してマウンティングしてくる
・ちょっとした言葉に傷つきやすい

Google生成AI「メンヘラとは」で検索

どうやら意味的に「恋愛に依存する」側面はあるものの、それだけに限定されず、もっと広く「自己肯定感が低い」というだけでもメンヘラには該当するようだ。たしかに、「自己肯定感が低い」ということはすべての起点になり得る。

自己肯定感の低さから来る「承認欲求」を抱え、
他者評価に依存するがゆえに学歴、出自、成果によるマウンティング、
かと思えばちょっとした一言が脳内で反芻されて傷を抉り続けてみたり、
その傷を癒やしてもらうためにパートナーに依存したり、
癒やされない傷を抱えている(つもり)が「希死念慮」に繋がったり。

メンヘラというのはどうやらそういうものらしい。

「自己肯定感の低さ」は幼少期に親から愛情を注がれたか、無条件の肯定を得られたかという体験がベースになっているという話もある。たしかに、なに不自由なく、愛情たっぷり育てられた健全な大学生はメンヘラとは対極に位置しているかもしれない。なんとなく自信があり、自分は受け入れられるものと考えているかのような振る舞いをする。実際にはそこまで考えていないのだと思う。なぜなら所与のもので、そういうものだから。そもそも思い悩むこともないのだ。

さて、ここまでメンヘラについて簡単に述べてきたが、途中主観的な言い分が増えてきてしまっているのは反省だ。けど、それは自然なことだとも言える。なぜなら、これは僕自身の自己紹介なのだから。

は?いやいや、「メンヘラ」はうら若き女子大生だから許されるんだよ(大概許されてもない気がするが)。これがおじさんについたらどうだ?「メンヘラおじさん」。さすがに救いようがないだろう。ただそれが僕なんだ。いや、まだ認めてない。認めてないけど。

特段、親からの愛情を受けなかったという認識はない。というかいい両親だし、尊敬という念は理解できてないけど感謝はとてもしている。放任主義ではあったけど…大学にも入れてくれて、一般的なというか、十分「親」としてやってきてくれた両親だ。大切な身内でもある。

だからそれが根源だと言われると、NOだと言いたい。じゃあ、一体何が自分を「メンヘラ」にしたのか?ここから脱却するためにはどうしたらいいのか?

我々おじさんは「メンヘラ」に抗いたい。その術をこの年末に探している。

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