【自動車ライターと読むニュース】電動キックボードのリサイクル
こんにちは!自動車ライターのTK104です。
今回注目したのは、「電動キックボードって捨てる時どうすればいいの?」という話です。
はじめに
自宅でカタカタと仕事をしていると、電動モビリティのglafitさんからメールが届きました。その内容は、「カーボンニュートラルに向け、電動モビリティの普及が加速、電動化のキモとなる”リチウムイオンバッテリー”」です。
自動車ライター的に気になるとともに、自分も電動キックボードユーザーの一人として、「買うときに捨てる時のことを考えていなかった、直せるなら直せばいいや!」としか考えていなかった事を思い出しました。
一体、電動キックボードを買うときに、捨てる事まで考えて買った人はどれだけいるのでしょうか。
例えば、電動キックボードと同じ原付バイクは、バイク屋さんや、バイクの中古屋に行って、売る、廃車するといった処理をすることになります。
でも、電動キックボードは簡単に捨てられないというのが、現状です。特に、「電動」モビリティに、必ず搭載されるリチウムイオンバッテリーに関しては、需要の急激な高まりや、原材料の高騰などの課題も多く、リサイクルが重要なポイントになっています。
主な取り組み
この資料は、glafitさんだけでなく、いつも私がお世話になっているSWALLOWさんと共同で作られたものとして、送られてきました。
そんなわけで、この資料を基にすると、glafitさんと、SWALLOWさんは、捨てることまで考えた、販売計画があることが分かります。
資料では、glafitさんは、販売開始から4年たったGFR-01のバッテリーが、交換時期を迎え、廃棄をどうすればいいか困っているという声があったそうです。それを機に、10月からバッテリーの無償回収(送料はお客様負担)で、リサイクルを行う事をしたということです。
SWALLOWさんも、電動モビリティ自体の歴史もまだ浅く、既存の廃棄方法では対応できないことも多いとして、有料回収にてリサイクル及び廃棄をサービスとして行っています。本体は、分解・分別、リチウムバッテリーはリサイクル業者へ。
いずれの会社も、環境にやさしい乗り物が、正しく廃棄、リサイクルされなければ、かえって悪影響もあるものとして、リサイクルに積極的に取り組んでいきたいとありました。
バッテリーの回収とメーカー
自動車メーカーや、家電では、積極的に行われるバッテリー回収も、小型の買いやすい電動モビリティでは、いまいち浸透が浅いのではないかと感じました。
特に、ネット販売で小型の電動モビリティを販売する会社などは、特に難しい部分があるのではないでしょうか。回収するにも、保管場所の問題もあるし、リサイクル業者も、探して、調べて、契約が必要になりますし、安価で売りたいのに、こんなことをしたら値段も高くなります。
最悪の想定として、インターネットで買えるような電動モビリティで、保証もなければ、道路で走れないモデルも多いとします。
次に、それを購入したユーザーがとる行動は、「無視して使う」か、「処分する」です。
無視して使うのは、今や社会問題になっていますので、いずれ淘汰されるべきものとして考えれば、多くの人は、「処分する」という選択肢になります。
メーカーや市、回収業者などに方々問い合わせをしなければならないでしょう。結局、業者に関しては、「そちらの地域の条例に従ってください」と言われる確率が高いので、役所などに確認するのが最短ルートでしょう。
まとめ
今回は、電動キックボードとリサイクルに関してまとめてみました。
今の日本で、電動キックボードを購入する時、値段ばかりに注目すると、思わぬ不都合に遭遇する可能性があるというのは、先述の最悪の想定通りです。
今の世の中、簡単にいろんなものが買えてしまいますが、何を買うにせよ、一度その先の事を考えて、吟味する時間も重要だと強く感じました。
個人的に、電動キックボードを選ぶ基準をまとめると、以下の3点。
1.保安基準に適合するか
2.部品の交換修理が可能なこと
3.捨てる時に困らないこと
参考にしていただいて、楽しく乗ってみてはいかがでしょうか。