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片手鍋焙煎始めたいけど生豆何g使えばいいの?

「片手鍋焙煎初めてで怖いから生豆少なめにしよう」はNG

こんにちは。つーじーです。
普段、片手鍋焙煎したコーヒー豆でカフェの間借り営業をしたり、コーヒー豆をオンラインストアで販売したりしています。

片手鍋焙煎を始めようとしたときに、生豆何g使えばいいかわからず困っていませんか?

初めて片手鍋焙煎をされる方は、用意している生豆の量もそこまで多くないと思います。なので、
「失敗したくないし、ちょっとずつ焙煎しようかな…」
と少量から始めがちなのですが、あまりに少ない量はオススメではないです。

むしろ少量の方が失敗しやすかったりするので、その理由と最適な量をこの記事で紹介していきます。

結論:生豆100g〜150gで焙煎するのがオススメ

結論から述べると、初めて焙煎される方は100gくらいがオススメで、ある程度慣れて一度に多く焼きたい場合は、150gくらいでもいいと思います。
(僕が使っているダイソーの片手鍋の容量の場合です!)

理由1 生豆量が少なすぎると火が入りやすい→煎りムラ、生焼け

まず、初めて焙煎される方がやりがちなのが、少なめの生豆で始めることです。
じつは少ない豆でやる方が難易度が高くなります。
僕の鍋の場合、100g未満、50gとかは少ないと思っています。

焙煎の失敗例に煎りムラ生焼けと言われる現象があります。

煎りムラは、豆によって焙煎の度合いに差が出てしまい、見た目の色もばらついたりするやつです。

生焼けは、生豆の中まで熱が入る前に、表面だけ焙煎が進んでしまい、見た目には、いい感じに焙煎できたと思って飲んだら美味しくなかったみたいなやつです。

いずれも熱が均等にコーヒー豆に入らなかったことが原因です。

片手鍋焙煎は、鍋底からの熱がかなり伝わりやすいです。

僕的には、片手鍋焙煎では、鍋底からの強い熱と、鍋内の高温の空気からの熱をバランスよく生豆に入れていくイメージなのですが、
豆の量が少ないと、ほとんどの豆が鍋底に触れる状態になり、鍋底からの熱にバランスが偏ります

この場合、コーヒー豆が鍋に触れている下側ばかり火が通ってしまい、コーヒー豆の粒の中でムラが出来やすくなります。

また、表面に強い熱が加わるため、生豆の外側だけ焙煎が進み、内側は焙煎が進んでいないということも起こりやすくなります。

理由2 生豆量が多すぎるとうまく混ざらない→煎りムラ

では、逆に生豆の量が多い(僕のやり方の場合、250g以上くらい)とどうなのでしょうか。

先ほども説明したように、片手鍋焙煎では、熱の入り方が偏らないよう、鍋を振ることで煎りムラを防ぐのですが、
生豆の量が多すぎるとうまく混ざらなくなってきます
鍋を振っても、鍋の下側にある豆と上側にある豆が入れ替わらない感じです。

僕の場合、鍋を振るのに多少慣れているので、200gであれば、強く鍋を振ってムラなく焙煎出来ています。
といっても、「混ざってない気がするなあ」とちょっと不安を抱えながら、やっている感じです。

200g以上だと、より強く鍋を振らないといけなくなり、
初めて片手鍋焙煎をされる方だと、かなりの確率で鍋蓋を吹っ飛ばすか、うまく混ぜられず煎りムラになると思います

理由3 生豆量が多くなると火力を上げる必要がある→ムラが起こりやすく、技術が必要

理由2に加えてですが、生豆の量が増えるとその分、火力を上げていく必要があります。
生豆の量に応じた熱の量が必要になるからです。

火力を上げると、どうなるかというと、空気と鍋底の加熱のバランスが鍋底に偏るわけです。
もともと、鍋底からの熱は伝わりやすいので、うまいこと豆を混ぜないと、下側ばかり焙煎が進むことになります。

理由2でも述べたように、生豆量が多くなると、うまく混ざらなくなってきますので、強い火力が必要なことも相まって焙煎の難易度が上がります。

生豆100gから初めてみましょう!

はじめに結論として、具体的に100g〜150gと書きましたが、結局は片手鍋を振って、うまく生豆を混ぜられる量かどうかが大事です。
鍋の振り方については「片手鍋焙煎でいろいろな鍋の振り方を使いこなそう」の記事をよかったらご覧になってください!

僕が使っている片手鍋で、僕の場合、100g〜150gが一番しっかり混ぜられるので、その量をオススメしています。

初めての焙煎だと、煎りムラなどを気にするあまり、火力を下げすぎて、焙煎が進まないというのがあるあるなので、
混ぜやすい量の中で一番火が通りやすい100gあたりから片手鍋焙煎をやってみるのはいかがでしょうか!

こんなにいろいろ言っといてなんですが、
初めての焙煎なんてどうせ完璧には出来ないので、
生豆の量なんかもいろんな人を大体で参考にしてとりあえずノリでやってみましょう!笑

じゃーにー

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