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宇宙開発時代のSF系SM小説『涙は宇宙空間に輝く』

※この記事は10月29日に更新しました。マガジンとしては「9月分の記事」のところ、更新が遅れてしまっており、大変申し訳ございません。


 

前置き

1995年、『トンデモ本の世界』という本がベストセラーになりました。

この本の影響から、トンデモという言葉が「荒唐無稽でバカにされる主張」みたいなニュアンスで使われるようになったりしました。

著者はと学会。
『宝島30』や「電撃の缶詰」などで一部に知られてはいましたが、いまのように有名になったのは、この本が売れてからだと思います。

最初の本では、執筆者は4人くらいでした。

『トンデモ本の世界』の執筆数
・山本弘先生:36
・藤倉珊さん:9
・久保田裕(皆神龍太郎)さん:7
・植木不等式(木元俊宏)さん:2

1冊目が売れたので、『トンデモ本の逆襲』『トンデモ本1999』『愛のトンデモ本』みたいなシリーズが大量に出て……。

『トンデモ本の世界S』以降は、なんでこんなタイトルとイラストになったのでしょうか…

2冊目以降は色々な人が書いていますが、それでも、基本的にはメイン執筆者は山本弘先生という感じです。

例:2007年の『トンデモ本の世界U』の目次

ただし、『トンデモ◯◯の世界』とかのジャンルを絞った本だと、別の会員がメインになっていたりします。

例:2008年の『トンデモマンガの世界』の目次

志水一夫さんの『トンデモ超常学入門』、植木不等式さんの『トンデモ童話20選』など、会員の単著が「トンデモ◯◯」というタイトルになっていることも多いです。

特に、唐沢俊一さんのそれがやたらあって……。

『トンデモ怪書録』唐沢俊一(1996年)
『トンデモ美少年の世界』唐沢俊一(1997年)
『トンデモ一行知識の世界』唐沢俊一(1998年)
『トンデモ一行知識の逆襲』唐沢俊一(2000年)
『トンデモレディースコミックの逆襲』唐沢俊一 ソルボンヌK子(2000年)
『唐沢俊一のトンデモ事件簿』唐沢俊一(2007年)
『トンデモ版・ユーチューブのハマり方』唐沢俊一(2008年)

私の勝手な感覚だと、『トンデモ本の世界』は基本的に山本弘先生のカラーで、唐沢俊一さんの『トンデモ美少年の世界』なんかは、また別のジャンルの本というイメージです。

 

今日の話題

ともあれ、唐沢俊一さんは「と学会」の創設メンバーで、『トンデモ本の世界』シリーズには大体参加している、主要執筆者のひとりでした。

2004年の『トンデモ本の世界S』でも、唐沢さんが「人類初の宇宙飛行士はM女性だった!?」という記事を書いています。

個人的に、この記事に共感するところが大きかったので、今日はその思い出話をさせてください。

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