宇宙開発時代のSF系SM小説『涙は宇宙空間に輝く』
前置き
1995年、『トンデモ本の世界』という本がベストセラーになりました。
この本の影響から、トンデモという言葉が「荒唐無稽でバカにされる主張」みたいなニュアンスで使われるようになったりしました。
著者はと学会。
『宝島30』や「電撃の缶詰」などで一部に知られてはいましたが、いまのように有名になったのは、この本が売れてからだと思います。
最初の本では、執筆者は4人くらいでした。
1冊目が売れたので、『トンデモ本の逆襲』『トンデモ本1999』『愛のトンデモ本』みたいなシリーズが大量に出て……。
2冊目以降は色々な人が書いていますが、それでも、基本的にはメイン執筆者は山本弘先生という感じです。
ただし、『トンデモ◯◯の世界』とかのジャンルを絞った本だと、別の会員がメインになっていたりします。
志水一夫さんの『トンデモ超常学入門』、植木不等式さんの『トンデモ童話20選』など、会員の単著が「トンデモ◯◯」というタイトルになっていることも多いです。
特に、唐沢俊一さんのそれがやたらあって……。
私の勝手な感覚だと、『トンデモ本の世界』は基本的に山本弘先生のカラーで、唐沢俊一さんの『トンデモ美少年の世界』なんかは、また別のジャンルの本というイメージです。
今日の話題
ともあれ、唐沢俊一さんは「と学会」の創設メンバーで、『トンデモ本の世界』シリーズには大体参加している、主要執筆者のひとりでした。
2004年の『トンデモ本の世界S』でも、唐沢さんが「人類初の宇宙飛行士はM女性だった!?」という記事を書いています。
個人的に、この記事に共感するところが大きかったので、今日はその思い出話をさせてください。
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