第0稿『つれづれなるまゝに』|はじめてのnote
「つれづれなるまゝに、日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。」
かの有名なこの冒頭から始まる『徒然草』は、鎌倉時代後期に兼好法師という随筆家、歌人が書いた随筆の名作で、清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』と並び、「日本三大随筆」として広く知られている。
あまりにも有名なこの一節であるが、今一度私なりに分かりやすく現代風に解釈し直すとしたら、こうだ。
「なんとなく手持ち無沙汰でやる事もないし、とりあ