醜いハクガンの子
博士:君は醜いアヒルの子を知っておはようございます!
おはようございます!
農ちゃんです。
明日から大雨らしいから食料品の買い出しに行っておかなきゃ
では、今日のお話をどうぞ
少年:知ってるよ
有名だもん
一羽だけ体の色が違うって理由で差別される話だよね
博士:そうだね
そこで今回はその体の色について考えていこうと思う
少年:色が違う原因は何なの?
博士:色が違う原因は、皮膚にある細胞が作るメラニン色素というものの量で変わるんだ
そして、このメラニン色素は遺伝子の働きによってどのくらいの量が作られるか決まるんだ
少年:そうなんだ!
だったら、ハクガンが持つその遺伝子はどのように働いているの?
博士:まず、ハクガンには白と黒の2つのタイプがいるんだ
そして、色を決める遺伝子がホモ(イメージ:同じ色を作る遺伝子がつながった状態)の時ハクガンは白色の体を持つんだ。
逆に、色を決める遺伝子がヘテロ(イメージ:異なる色を作る遺伝子がつながった状態)の時ハクガンは黒色になるんだ。
少年:ハクガンの色の違いで肉食動物とかに食われる確率は変わらないの?
博士:これが面白いことに、色が違うことで食われる確率は変わらないんだ
だけどね、色の違いで結婚相手は変わる傾向があるんだ
これは同じ色のもの同士で結婚するということなんだ
そして、若い雛には親の体色の記憶の刷り込みがあって、同じ色の結婚相手を求める傾向があるんだ
少年:なら、醜いアヒルの子は色が違う親から生まれてきた可能性があるかもしれないね
博士:そうかもしれないね
今日はここまで
明日はネズミの色について考えるよ
続く…
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