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ズグロムシクイの行動

今から紹介する渡り鳥は、ズグロムシクイである。

下のURLからズグロムシクイの画像が見れる。

博士:今日話すのは、ズグロムシクイについての渡りの遺伝的な関係性についての研究だ。

まず、このズグロムシクイの渡り行動にも2つのタイプがあるんだ。

それは、ドイツに生息するズグロムシクイは渡りの行動をはっきり示す。

しかし、カナリア諸島に生息するズグロムシクイは渡りの行動をしないんだ。

少年:渡りな鳥なのに変だね。

僕は小さいころ、鳥みたいに自由に飛べるのをうらやましく思っていたよ。

だって、いろいろな世界を飛んで回れるんだもん。

信号もないし渋滞もない、自由気ままに空を飛べるんだもん。

博士:そうだね。

変だよね。

博士は、飼い猫をうらやましく思ったな。

どれだけ寝てもいいし、日向ぼっこもできるし気ままに遊びにも行けるしね。

そう!

それで、その2つのタイプを交配させて子を産ませた結果どうなったと思う?

少年:う~ん

渡りの時期にソワソワもするし、ソワソワもしない中途半端な子供になっちゃったとか?

博士:そうだね。

その通り!

そして、この実験から渡り鳥の行動には遺伝的関係性があることが分かったんだ。

では、明日は南フランスのローン谷に生息するズグロムシクイを捕獲して、子を産ませて人の手で育てた個体の遺伝的観察について見ていこう。

ここで、疑問に思ってほしいことは、人の手で育てた場合、渡りにどのような影響が出るのか。

(渡りには遺伝的な関係性がある)

そして、渡りをする鳥としない鳥が自分たちで育てた場合、どのような変化が起きるのか考えてみてほしい。

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