就労継続支援B型に通ってみて1
脳性麻痺で手足のまひ・言語障害・知的障害がある私。
高校は特別支援学校に通っていました。
今は一般就労(事務)をしていますが、支援学校を卒業してから8カ月間就労継続支援B型の施設に通っていました。
私目線ではありますが就労継続支援B型の紹介や思いを書きたいと思います。
就労継続支援B型とは
軽く紹介になります。
調べると「 就労継続支援B型とは一般企業などに就職が難しい各種障害や難病を抱えている方に働き場所を提供する目的で定められた制度」と書かれてあります。
就労継続支援A型は雇用契約を結びますが就労継続支援B型は雇用契約を結ばないので時間や日数も柔軟に対応してもらうことができます。
でも、利用者や所員と呼ばれ、もらえるお金は給料ではなく工賃で月10000円前後となります。社会保険もありません。
就労継続支援B型を選んだ理由
もともとは一般就労で介護施設や接客業を希望していました。
在学時にある現場実習でとある飲食会社(一般就労)で実習をしたのですがその時に手に麻痺がある影響でできることが少なく、失敗続きで引率の先生に注意されてばかり。
自分の能力ではできないと、自信を無くしてしまいました。
実習後に親と担任の先生と話し合いをしたときに担任の先生にとある
就労継続支援B型施設を紹介してもらい、実習に行ってみることにしました。そこの施設ではいろいろ仕事をさせてもらい、イメージも変わり、自分は訓練をしてから一般就労に移行するべきだと思いました。
最初は就労継続支援A型や就労移行支援も考えましたが私の住んでいるところにはその2つが少なかったので最終的に就労継続支援B型を選びました。
就労継続支援B型の選択
まずは自分で地元の就労施設を調べました。(1年生の冬)
興味あるところをピックアップし、母に連絡してもらい見学に行きました。これという施設には学校から実習のお願いをしてもらいましたが障害の程度で断られてしまいました。
担任の先生も探してくれて、またピックアップしましたがたまたま、とある施設の近くに出かける用事があり、急ではありますが訪問をしたら、施設長が出て対応してくれました。(2年生)
始めて実習に行った就労継続支援B型の子会社でした。
親会社もとても、仕事の幅があり、雰囲気が良かったのですがこちらも雰囲気が良かったです。
その後学校と話し、実習もお願いしました。
インフルエンザで悔しい思いもしましたが何度か実習や体験を繰り返し、施設長が良く新しい施設なので仕事も希望を尊重してくれるので自分らしく、一般就労に向けて、力をつけていける施設だと感じました。
最終的に絶対ここにしようと一致しました
卒業までにやっていたこと
・普段通り、日々の学習に集中しました。(必死でした。)
・3年生の冬休みに市役所に行き、就労移行支援を利用する(アセスメントのため)手続きをして、相談事業所と契約を結びました。そして3学期が始まってからアセスメント(就労移行支援で3日間作業。後日書きたいと思います。)で忙しくなりました。
・卒業制作があり、放課後まで木工作業に明け暮れていました。
・行事が多く、忙しかったです。
・卒業式の練習もありました。
・1日、熱が出て休みました。
・内定式がありました。
とにかく、手続き関係以外は普通の生活を送っていました。
内定式は校長室で会社や施設からもらった、内定書や利用承諾書を校長先生からもらいました。
決まるのが遅かったので間に合うか心配しましたがギリギリ間に合いました。
私の施設は紙すきで作った紙を使って、作ってくれました。
卒業式終了後~利用開始日までにやっていたこと
・映画を見に行きました。
・旅行に行きました。
・スーツを着て離任式に参加するために学校に行きました。
・ベットを変えるために部屋を掃除しました。
・また、市役所と相談支援事業所に行って就労継続支援B型施設に通うための手続きをしました。(支援計画書を作ってもらいます。)
・4月から利用する施設に行って、説明をしてもらい、契約を結びました。
卒業して、1人で出かける機会が増えました。
心の準備よりはただ楽しんでいた気がします。
手続きも難しくなかったしほとんど、準備ということはしていない気がします。
まとめ
なぜ、就労継続支援B型のことを書こうとしたのか。
調べても、情報が少ないのと利用者側から書いて伝えていきたいと思ったからです。
あくまでも私の場合です。障害によって個人差はあるので参考までに読んでいただけると嬉しいです。
今回はきっかけや学校在学中がメインでした。
次回以降、施設での生活が書ければと思います。