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Tissue Styleにとって「つくる」とは?②〜中心から周縁へ

いま、都市から地域・地方、中心から周縁へと、じわじわと時間をかけて、ライフスタイルの軸が移行しはじめています。

そうした変化のただなかで求められているのは、

「ここからどこに向かっていきたいか?」
「どう生きたいか? どう暮らしたいか? どう働きたいか?」

表層的ではない、地に足のついた価値やビジョンの共有でしょう。
実際、個人、組織、地域、コミュニティを問わず、自己のあり方(=being)を求める声が多く聞かれるようになってきました。

大事なのは、対話を通して一人一人のコアな「思い」を抽出し、
言語化→概念化、指標化し、共有していくプロセス。

Tissue Styleでは、個人の枠にとどまらず、地域・コミュニティのさまざまな活動の軸となるエッセンスを抽出する、
対話型のコア・ブランディングを提案しています。

私たちが目指しているのは、
地域のコア・ブランディング → ウェルビーイングの指標化です。

コア・ブランディングによって立ち上がってきた個人の思いは、
一つ一つ重ね合わせていくことで、集団のコア・ブランディングへと集積されます。

地域やコミュニティは個人の総和で成り立っているため、
個人のコア・ブランディングの手法によって抽出したエッセンスは、

集合意識としての「地域の声」(共通の願い・思い)

つまり、地域の価値のコア・ブランディングの構築につながっていくことになります。

(これまでの取り組み)
「国境と言葉の壁を越える」をテーマに、海外への日本文化の発信するべく、2017年頃よりnowhere JAPANプロジェクトを始動。旅を通して地域とつながり、その土地のキーマンを介して人や地域の背後にある「アンノウン」(超自然)とふれあう。

1、拠点となった地域
鴨川(千葉)、吉野(奈良)、松阪(三重)、佐賀市(佐賀)、琵琶湖(滋賀)、飛騨(岐阜)、小田原(神奈川)など

2、ツアー・リトリート事業の展開(@セルフメンテナンス協会)
田植え・稲刈り(鴨川)、修験道ツアー(吉野)、琵琶湖ツアー(滋賀)など

3、書籍への展開
旅の集大成として、『フードジャーニー〜食べて生きて、旅をして、私たちは「日本人」になった』を刊行(2020年 ハンカチーフ・ブックス)。

*現在、『スローダウン〜脱アドレナリン「旅」ガイド』を執筆中(2024年刊行予定)。

(進行中のプロジェクト)
・地域に関わってきた経験を活かし、対話型編集スタイル「Tissue Style」の技法を用いた、地域のコア・ブランディングをスタート。地域やコミュニティの「思い」や「願い」を可視化し、ウェルビーイングの指標化につなげていく。

1、葉山町制百周年プロジェクト
・葉山を拠点にアクティブに活動する人たち(イノベーター)と対話し、そのエッセンスをもとに「マルジナリア・ノート」を作成。

・データ解析(共起ネットワーク)を用いたキーワード抽出と重ね合わせ、葉山の集合意識(共通の思い・願い)を可視化し、2025年3月末をめどにポータルサイトに掲載。

・心地よく、自分らしく生きるために何を望んでいるか? 浮かび上がったビジョンを、ウェルビーイングのモデル・指標化としても活用。

2、飛騨市・関係人口プロジェクト
・岐阜県飛騨市の関係人口に関する研究成果を総括、世に問うべく2名の研究者、飛騨市⻑、地域のキーマンを著者に据え、プロジェクトがスタート。

・2023年初頭より主要メンバーとの対話を重ね、現在、2024年度内の刊行に向けて制作が進行中。
(参考)未来のコミュニティ研究室


★もっと知りたい方は → Tissue Style公式サイト

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