Tissue Styleにとって「つくる」とは?①〜対話から編集へ
私たちは、日常のなかで起こることに対して
「どこに問題があるのか?」「どうしたら解決・改善できるのか?」
思うように「答え」を見つけられないでいます
利害であったり、立場であったり、感情であったり
いろいろなものに邪魔されて
「自分にとって何が大事なのか?」
肝心なことが見失われている現実にふと気づき
不安を感じることはありませんか?
一人で思索するだけならまだいいかもしれません
でも、日常ではここに、さまざまな人がかかわりあい
おたがいの思考や感情が混ざり合うことで
いさかいが生まれることもしばしば
価値観のちがい、感覚のちがいに悲しくなり
「どうしてわかりあえないんだろう」と感じることもあるでしょう
大事なのは、まずはいったん
こうした湧き上がってくる思考や感情から離れてみること
Tissue Styleが対話的な制作手法を取り入れているのは
対話(ダイアローグ)と呼ばれるものが
この「いったん離れる」という状態をつくるのに
とても有効な手法だと感じるからです
本質を見出すことを邪魔しているものを
無理に排除したり、変えようとしたりするのではなく
とりあえず・いったん離れてみる
そうやってニュートラルになることで
内面からゆっくりと生きた言葉が立ち上がってきます
その言葉の重なりこそが「コア」と呼ばれるもの
まず対話で「コア」を立ち上がらせる
このコアをよりどころにしつつ、そこにニーズを重ねていく
この一連のプロセスが、Tissue Styleで提供している
コア・ブランディングのファースト・ステップになります
対話を通して、生きた言葉が立ち上がってくると
それ自体が癒しや感情の解放につながり
さらには言葉を受け取った他者との信頼が生まれます
癒しや信頼を重ねていくなかで
私たちは心と体を蘇生させ、よりよく生きる意欲も湧いてくるでしょう
こうして生まれた変化だけでも十分なのですが、
Tissue Styleでは、癒しと信頼をベースにしつつ、
そこに「表現する」というプロセスをさらに重ねていきます
対話を重ね、日常が変化していった先に
「自分にとって大事なものをカタチにしたい」
「カタチにしたもの伝えたい、わかちあいたい」
こうした欲求が自然と生まれ
そこに表現するための手段や行為が加わることで
クリエイティブ(創造性)が培われていくからです
この創造のプロセスこそ
あらゆるものづくり、プランニングの源泉となりえるのです
Tissue Styleでは、創造のプロセスを仕組み化し
再現性を高めていくことで
ものづくりやプランニングのクオリティを確保していきます
ここでいうクオリティとは
・その人や集団が、なによりも大事に感じていること(唯一性)
・つくりたいという欲求や源泉となりえるもの(創発性)
・個人にとどまらず、社会にとっても大事なものであること(公共性)
これらのエッセンスを満たすもの、
それこそが私たちが大事にすべきコアであり
古来、智慧(wisdom)と呼ばれてきたものとも重なるでしょう
こうして生まれた智慧は、日常の感情や思考が混じり合った
まだ荒削りなものかもしれません。
自分にとってゆるぎのない価値があったとしても
日常のなかでゆがんでいき、見失われてしまうこともあるでしょう
言葉を文字に変えるということは
立ち上がってきた言葉から雑多なものをとりのぞき
大事な思いをつなぎとめること、そして、他者へと伝えることにつながります
さらに言えば、次のような価値が生まれる可能性もあります
① その人のなかから出てきた生きた言葉が
その人が感じる以上に大きな価値を持っていること
② ときにその人のたましいそのものに限りなく近づきうるような
光をはなつ表現になりえること
③ 何よりも智慧を可視化させ
生きることに役立つ、社会の変容に寄与するリソースとなりえること
Tissue Styleが大事にしている「編集」とは
これらのプロセスの総和にほかならず
生きること、感じること、表現することと深く関わり合っています
この視点から、もしご一緒できることが見出せるのであれば
これ以上のよろこびはないと感じています
↓
●Tissue Styleの世界観をもっと知りたい
①ゼロであること
②この世界を知ること
③食べること・動くこと・話すこと
④カタチある世界へ
●具体的な編集プロセスを知りたい
#0 コア・ブランディング
#1 ダイアローグ(対話3.0)
#2 マルジナリア・ノート
#3 創作の展開
●具体的にお仕事の相談をしたい
→ 上記の#創作の展開を参照のうえ、問い合わせフォームよりご連絡ください
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