ケンカしないほうが仲がいい。
石垣島で過ごした仕事や家事が無い日々は、脳みそのスイッチをOFFにした。
やらなければいけないことが排除された日々を過ごしてたら、脳みそが徐々に溶けていく感覚を味わった。
一日中ねむたかった。
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脳みそスイッチOFFの最大の要因は、一日中ダーリンと一緒にいたことだったと思う。
東京で過ごしているときは、近くにはいるけどなかなか会えない日々。
会えない時間に、仕事の事やら愛の事やら考えるのに脳みそは忙しい。
だけど、旅行中は毎日四六時中一緒にいる。
目の前に愛がいる。
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日常に溶け込んでた大切な人たちと、はじめての土地ではじめての経験を一緒にしている。
海が透明でエメラルドグリーンでキラキラしている。
むずかしいこと考えなくても、これがしあわせだと分かる。
だから脳みそは思考停止になった。
幸せで安全で安心のまんなかにいたから、脳みそスイッチはOFFになった。
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東京に帰ってきて、4日目。
脳みそは半分OFFのまま。
この旅で一番印象に残ってることは何だろう・・
とずっと考えていたのだけど、
たぶん、これ。
ケンカにならないっていいなぁ、ということ。
ダーリンとは、日常でも旅先でもケンカをしたことが無い。
昔は、ケンカをするほど仲がいい、
を信じてたけど
ケンカなんかしないほうがいいに決まってる。
なんでケンカになるかって、
どちらかが相手を負かそうとしているから
でしかないと気づいたから。
だから、ケンカはしないほうが仲がいい。
わたしが離婚に至った原因もこれに尽きる。
相手を負かそうとしたから良くなかった。
なぜ負かそうとしたのかといえば、上に立ちたかったからだろうと思う。
優位に立っていたかった。
その原因は、自分が自分を認めていなかったから。
自分が自分を受け入れていなかったら。
だから自分がだれかより優位である状況を作るために、自分より弱そうな人と決めつけて、一緒にいようとした。
そんな失礼な関係、うまくいくわけないよな、と今は思うけど、渦中にいると気づかなかった。
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ダーリンには、誰かに勝とうという概念が無い。
自分は自分
自分の幸せは自分で決める
自分が好きなものは自分で分かる
自分を信じているから、そう在れるんだろうなと思う。
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羽田に発つ飛行機待ちの時に、ホテルの金庫にお財布を忘れたことに気づいた。
ちょっと落ち込んでたら、全然大したことじゃないからと笑ってくれて、責められることもなかった。
子どもにもこんな態度でいたい、と毎度思わせてくれる人。
お財布は無事、届きました。
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粉砂糖がまぶされてて、ブールドネージュみたいでおいしい♡
でもやっぱりこれが一番おいしいっ!新垣!