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rabbit inc.、AIデバイス「r1」を発表 人工知能を行動に移すポケットコンパニオン

Santa Monica拠点のAIスタートアップ、rabbit Inc.は、2024年3月末に発送が開始されるr1を発表しました。この独自の消費者向けAIデバイスは、革新的な自然言語オペレーティングシステムで動作し、アプリを必要とせずにすばやく効率的に操作します。rabbit OSと呼ばれるこのOSは、rabbitの特許取得済みの基盤モデルであるLarge Action Model(LAM)に基づいています。

rabbitの創業者でCEOのJesse Lyuは、「今日は人間と機械の新しい時代の始まりです。rabbitは、AIの力で直感的なアプリフリー体験に向けて進化しています。ChatGPTなどのLarge Language ModelsはAIで自然言語を理解できる可能性を示しましたが、私たちのLarge Action Modelは一歩進んでいます。ユーザーの代わりにアクションを生成し、作業を手助けします」と述べました。

LAMは、人間と同じようにアプリを見て動作するように設計されており、人間がインターフェースを使用する様子を観察し、プロセスを確実に複製します。rabbit OSは、最も人気のあるアプリとすでに連携しており、将来的にはユーザーが独自の「rabbit」を訓練し、特定のタスクを実行できる実験的な機能を追加する予定です。

r1はTeenage Engineeringとの協力で設計され、「たまごっち」のような懐かしいガジェットからインスパイアを受けた工業デザインが特徴です。r1はポケットサイズで軽量、2.88インチのタッチスクリーンディスプレイ、プッシュトゥトークボタン、スクロールホイールを備えており、AI強化のモータイズビジョンシステム「rabbit eye」も搭載しています。r1は個別のWi-Fiおよびセルラーコネクティビティを持ち、セキュリティと効率性が向上しています。

r1はプライバシーとセキュリティを重視した設計で、ユーザーの認証情報を保存せず、マイクはPTTボタンを押すとき以外は録音しません。r1の回転カメラは、ユーザーが明示的に要求しない限り、物理的にレンズをブロックする位置にデフォルトで配置されています。

このrabbitの新しいAIデバイスr1は、$199で予約受付が開始され、米国では2024年3月末から、国際発送は年内に始まります。

【引用元】

【読み上げ】
VOICEVOX 四国めたん/No.7

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