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欧州新型ロケット「Ariane 6」の打ち上げ準備が本格化! 2024年6月15日から7月31日の間で打ち上げ予定
欧州宇宙機関(ESA)が開発した新型ロケット「Ariane 6」の打ち上げに向けた作業が本格的に開始されました。これは、2023年7月に打ち上げを終えた「Ariane 5」の後継機となり、欧州の宇宙輸送を担う主力ロケットとしての活躍が期待されています。
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2024年4月24日、全長800mのレール上を走行する自動運搬車を使って、Ariane 6の中央部分にあたるコアステージが組み立て棟から射場へ運ばれました。クレーンと連携して慎重に立てられ、打ち上げ台に設置されました。その後、2日間かけて 2基の固体ロケットブースターが運搬され、コアステージの両側に取り付けられました。
今回の打ち上げは「Ariane 62」と呼ばれる2基のブースターを搭載した形態で行われます。Ariane 6は、搭載するブースターの数によって運搬能力が異なり、2基の場合は静止トランスファー軌道(GTO)へ約4,500kg、低軌道(LEO)へは最大10,350kgの人工衛星を打ち上げることが可能です。
関係者のコメントによると、Ariane 6の打ち上げは欧州にとって極めて重要であり、欧州宇宙港からのロケット打ち上げ再開に道筋をつけるとしています。今後、ブースターとコアステージの結合や電気系統の接続などが行われ、打ち上げ数週間前には衛星を搭載したフェアリングが取り付けられます。
Ariane 6の初飛行は、2024年6月15日から7月31日の間のどこかを目標としています。打ち上げには、欧州宇宙機関(ESA)をはじめとする顧客の小型衛星や実験装置が搭載される予定です。
欧州が宇宙開発における主導権を取り戻すシンボルとなりうるAriane 6の初飛行、今から注目が集まっています。
詳細内容は、ESAが提供する元記事を参照してください。
【引用元】
https://www.nasaspaceflight.com/2024/04/ariane-6-maiden-launch-campaign/
【読み上げ】
VOICEVOX 四国めたん/No.7