世界初!生体肺肝同時移植手術に成功、10歳男児、両親と祖父から臓器提供 京都大学医学部附属病院
京都大学医学部附属病院は、2023年11月15日に世界初の生体肺肝同時移植手術に成功したと発表しました。
先天性角化不全症と診断された10歳未満の男児は、両親から肺、祖父から肝臓の一部を提供を受け、18時間11分の手術を乗り越えました。術後、男児は酸素療法なしで歩行可能となり、2024年3月1日に元気に退院しました。
日本では脳死ドナー数が少ないため、肺と肝臓の同時移植はこれまで行われていませんでした。今回の成功は、臓器提供を待つ患者にとって大きな希望となります。
男児は、両親と祖父、そして骨髄移植ドナーとなった妹を含め、4人の家族から命の贈り物を受けました。医療チームは、術後管理も含め、綿密な連携で男児の回復を支えました。
今回の成功は、これまで治療法がなかった患者にとって新たな選択肢となり得ます。京都大学医学部附属病院は、今後も移植医療の発展に貢献していくとしています。
詳細内容は、京都大学が提供する元記事を参照してください。
【引用元】
【読み上げ】
VOICEVOX 四国めたん/No.7