SpaceX Starship 3号機、2024年3月14日に 3回目のテスト飛行へ向け出発準備か?
Space.comの記事より、
史上最強ロケットを目指す SpaceX の Starship が、来週にも再び飛び立つ可能性が出てきました。
同社は、ソーシャルメディアプラットフォーム X (旧 Twitter) 上で打ち上げのライブ配信を発表する際、2024年3月14日を Starship 3 号機のテスト飛行日として静かに示唆していました。Starship は、宇宙船部分 (Starship 本体) と巨大な 1 段目のブースター (Super Heavy) の 2 つから構成されており、合わせて 122 メートルを超える全長を誇ります。
SpaceX は最近、テキサス州ボカ チカ 近くの Starbase 施設で、1000 万ポンド (約 4500 トン) を超える液体メタンと液体酸素をロケットに注入する重要な燃料テストを実施しました。SpaceX CEO の Elon Musk 氏は、X 上でテストの様子の写真を公開し、「Starship 3 号機、打ち上げ準備中」とコメントしました。
Starship と Super Heavy は完全再利用可能な設計となっており、打ち上げ能力は世界最高クラスの 150 トンに達します。NASA は、2026 年以降に予定されている有人月着陸ミッション「アルテミス 3」で Starship を採用することを決定していますが、その実現にはまだ乗り越えなければならない課題がいくつかあります。最大の課題は、まず軌道に到達することです。Starship は 2023 年 4 月と 11 月に行われた最初の 2 回のテスト飛行で、いずれも軌道到達を果たせませんでした。
1回目の飛行では、分離に失敗し 1 段目のブースターと共に落下し、打ち上げから 4 分足らずで爆破処分されました。2 回目の飛行では、2 分 40 秒ほどで無事分離に成功したものの、直後に 1 段目のブースターが空中で爆発炎上を起こしました。
この 2 回目の飛行を受け、アメリカ合衆国連邦航空局 (FAA) は、次の飛行前に SpaceX が実施すべき 17 の改善措置を要求しました。内容は Starship 本体に対して 10 項目、Super Heavy ブースターに対して 7 項目です。SpaceX は 2 月 26 日の声明でこれら全てを完了させたことを明らかにし、「信頼性を向上させるため、今後打ち上げられる Starship において、漏れ防止、防火機能の向上、推進剤ベントに関する運用手順の改善といったハードウェアの変更を実施した」と述べています。
詳細内容は、Space.comが提供する元記事を参照してください。
【引用元】
【読み上げ】
VOICEVOX 四国めたん/No.7
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