腹腔鏡手術後の痛みをやわらげる5つの方法
私は現在オーストラリアに住んでいます。先週、子宮内膜症のため腹腔鏡の日帰り手術を現地でしました。退院する時、ナースに身体を楽にするための方法をいくつか教えてもらったので記事にします。個人差があるとは思いますが、私は手術した傷の痛みよりも、お腹に溜まったガスの苦しさと痛み、全身麻酔によるめまいのほうが辛かったです。腹腔鏡手術をこれから受ける方、手術後の辛さを少しでも楽にしたい方にぜひ読んで頂きたいです。
はじめに、腹腔鏡手術とは
腹腔鏡とは、お腹の中を観察することを目的とした内視鏡のことです。おへそのあたりから腹腔鏡を挿入し、そこから炭酸ガス(つまり二酸化炭素)を注入して空間を作り手術視野を確保します。ガスは自然に身体に吸収されますが、その間に、特に肩や背中に不快感を引き起こすことがあります。横隔膜がガスで圧迫されて引き上げられ、みぞおちがひどく痛むこともあります。
1.温かい飲み物をたくさん飲む
一般的に、沢山水分を摂ることを心がけます。特にガスを逃すのを助けるために、温かい飲み物をたくさん飲んで下さい。もちろん炭酸飲料を飲むのはやめておきましょう!
2.ペパーミントをとる
ペパーミントティーを飲むか、ペパーミントオイルで炭酸ガスによる不快感を和らげることができます。ペパーミントは消化を助けることが知られており、膨満感、消化不良などの症状を和らげることができます。ペパーミント味のガムや飴、カプセルでも構いません。お茶が苦手でなければ、温かいペパーミントティーがおすすめです!これは気管挿管した喉のイガイガにも効果的です。
3.肩をマッサージする
炭酸ガスの痛みを和らげるもう一つのヒントは、肩をマッサージすることです。肩凝りのような、詰まるような肩の痛みが和らぎます。
4.湯たんぽで温める
身体を温めることは、おなかの痛みに効果的です。子宮内膜症の場合は、とにかく湯たんぽか温湿布でお腹を温めます。
5.横になって休む
そして何よりも大切なのは、医師の指示に従ってゆっくりと休むことです。炭酸ガスが上に上がって鎖骨あたりが苦しくなって来たときは特に、横になって休むと効果的です。
以上5つがナースに教わった、痛みを和らげるヒントです。ペパーミントについて聞いたときは、思わず「え、ペパーミントティー飲むの?」と聞き返してしまいました。まさか病院からハーブをおすすめされるとは思わなかったので。帰宅してから、ググってみると、日本語では記事をみかけなかったのですが、英語の記事ではわりと普通に手術後の対処として書いてあるんですよね。日本ではあまり一般的ではないのかな?ちなみに、私は割と効果を感じました。みなさんにも効果がありますように。