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2024年マイベスト10(音楽編)

年末恒例、2024年の音楽のマイベスト10をお送りします。特別音楽を聴いているというわけではないですが、ベスト10ぐらいなら何とかなるものです。普段はクラシックとかジャズとかしか聴かないのですが、それでは毎年する意味がありません。ということでその類は1曲もありません。それではいきましょう。


10位:MISAMO「NEW LOOK」

現世代のK-POP女性グループの先駆けとなったTWICEの、日本人メンバー3人からなるユニット「MISAMO」。メンバーのMINA・SANA・MOMOの頭文字をとってMISAMOです。私は別にTWICEとかMISAMOとかに興味があるわけではないですが、この曲は安室奈美恵さんのポスト小室時代の代表曲の一つ「NEW LOOK」のカバーです。それ以上でもそれ以下でもありません。ちょうど彼女たちはおそらく安室ちゃんど真ん中世代ですよね。それでカバーすることになったんだと思いますが、原曲に忠実なカバーで好感が持てます。あと現在引退状態で、ネット上からほとんどの公式音源が引き上げられた安室さんから、よくカバーの許諾がとれたよなと思います。

9位:ME:I「Click」

Me:Iのことは去年書いたのですが、まさか元アンジュルム・笠原桃奈が外の世界であれだけ評価されるとはと驚きました。そして他のメンバーも魅力的なメンバーばかりで、あとこのME:Iを生んだ日プから他のグループに入った人もいたりして、各方面に良い影響を与えているのはよかったです。ただ何となくですが、ああいうオーディション番組はデビューしたときが頂点になりがちなので、今後この勢いをどれだけ維持していけるかというのが問題です。ところで、来年の6月(予定)にかみこが卒業するまでに、アンジュルムとME:Iの対バンライブを実現してほしいと誰かが言っていました。それでもいいけど、個人的には、その後れらぴ率いる(と思われる)アンジュルムと対バンしても十分熱いと思います。

8位:m-flo loves Maya「Hypernova」

あのm-floが帰ってきましたよ奥さん!曲的にあの頃の雰囲気そのままですね。まぁ作っている人が同じだから当然だけど。今回のパートナーはMayaさん、アメリカ在住の16歳だそうです。(ちなみに、かの「come again」が発売されたのは2001年なので、彼女はまだ影も形もありません。親が出会っていたかどうかも怪しい。あの曲、MVに普通にガラケーがでてきますからね。)今までのlovesシリーズは、Bonnie PinkとかCrystal KayとかBoAとか、すでに実績もある人達も多かったけど、今回は無名の新人という感じです。しかし堂々とした歌いぶりで、全く違和感が感じられません。それにしてもよくこういう人を見つけてきますよね。正直言ってもっと売れてもおかしくない曲です。最近の10代は恐ろしい。

7位:King Gnu「ねっこ」

TBS系ドラマ(日曜劇場)「海に眠るダイヤモンド」主題歌。脚本はあの「逃げ恥」でおなじみ野木亜希子氏で、長崎の軍艦島こと端島を舞台にしたドラマだったそうですが、私はもともと民放の連続ドラマを見る習慣がない上に、日曜9時は個人的には「クラシック音楽館」の時間なので、ドラマは見ていません。しかし曲としては彼らの代表曲「白日」と並ぶ名曲ですね。彼らは色んなタイプの曲を書きますが、こういうしんみりとしたバラードが個人的には一番好きです。あとこのMVの絵のタッチもいいですね。ビルボードチャートを見るとあまり上位に上がってこなかったのですが、(これだけのタイアップがついているのに)どうしてでしょうか。

6位:tuki.「アイモライモ」

昨年「晩餐歌」でブレイクし、今年の紅白歌合戦に初出場するtuki.さんの新曲です。「晩餐歌」しか知らない人にも是非聴いてほしいと思います。現役高校生ながら作詞作曲もして、独特の声を持っていて歌唱力もあって、個人的には勝手に「令和の宇多田ヒカル」と呼んでいるのですが、つくづく最近の10代は恐ろしいです。ところで顔出しをしていないtuki.さんですが、(MVに出演しているのは、同世代No.1女優ともいわれている當間あみさん)「歌声だけで評価されたい」というのがその理由なら、既に達成していると思います。まぁ他にも色々事情はあるかと思いますが、果たして紅白で顔出しはあるのか(別にどっちでもいいけど)。それから、もう「晩餐歌」が出てから1年ぐらい経つと思うのですが、ずっと(15)表記のままなんですよね。いつになったら(16)になるのか、それとも「自称17歳」の某声優をリスペクトしているのか。

5位:ILLIT「Magnetic」

 今年デビューした韓国の5人組女性グループ・ILLITのデビュー曲。なんというか、最初から最後まで完璧なんですよね。一瞬の隙もないというか。こういう曲をデビュー曲にもって来られたらそりゃ売れるよなと。ここもメンバー5人中2人が日本人です。外国にわたって外国人とともにデビューするというのはそれだけで尊敬に値しますが、それだけ日本の芸能界に見切りをつけられているということでもあります。XGなんか全員日本人だけど完全にあっちの人だしな。ILLITは紅白に出ますが、XGは多分断ったんだろうな。まぁこういう人材の海外流出については、日本の芸能界も反省しないといけないところだと思います。韓国は韓国で大変だろうけど。

4位:藤井風「満ちてゆく」

 岡山の生んだ天才・藤井風さんの「満ちてゆく」は、聴くだけで涙腺に涙が満ちてゆく名曲です。彼はもともと英語にも堪能なこともあって、海外デビューに向けて準備していると、先日NHKの番組でも放送されていましたが、なぜか「死ぬのがいいわ」が世界中でバズっているので、なんとか頑張ってほしいです。しかしあのタイトルの意味を外国の方は理解しているのだろうかとちょっと心配になります。紅白でもこの曲が披露されるとのこと。おそらくすべての世代の人にこの曲は染み渡ることでしょう。それにしても今年の8月に行われた日産スタジアムのライブは圧巻でしたね。あのクオリティを(YouTubeでは)無料で出してしまうなんて。私も現地に行きたかったけど、色々無理でした。

3位:BEYOOOOONDS「灰toダイヤモンド」

 今年のハロプロ枠。誰が何と言おうがこれだけは外せません。今までアンジュルム→BEYOOOOONDS→モーニング娘。(当時は'23)ときて、今年はモーニングの「最KIYOU」と迷ったのですが、去年がモーニングだったので今年はビヨにしました。ビヨは今まで変化球ばかり投げてきていて、そこで初代リーダーの一岡さんが謎の体調不良で脱退(その後地下アイドルとして復活)という経緯を経て、今回はストレートを投げ込んできました。やはりやればできる子なんです。その辺はさすがハロプロです。これで来年早々には「Do-Did-Done」が来るので、(関連動画で上がってくると思います)恐ろしい子です。この曲を最後に卒業した元メンバーの山崎夢羽さんですが、その後挑んだオーディション番組を怪我のために辞退し、その後そのオーディションは該当者なしで終わったそうです。だったら戻ってきてもいいんですよ。だいたい武道館か横アリでやっていない卒業ライブは卒業ライブではありません。(彼女の卒業ライブはなぜか豊洲PIT)あと何年かやって、堂々と武道館か横アリで卒業してください。

2位:米津玄師「さよーならまたいつか」

 NHKの朝ドラ「虎に翼」主題歌。昨今の女性の社会進出に先駆けた内容で、高い評価を得た作品です。米津氏はこの主題歌を担当するにあたり、「女性ではなく、自分で本当に大丈夫なのか」とNHKの関係者に尋ねたそうですが、朝ドラの主題歌の未経験者で、この曲の主題歌を書けそうな女性アーティストはあまり思いつかないので、彼でよかったと思います。最初これだけの反響があった曲なのに、紅白の出場者リストに彼の名前がなかったので、(普段からほとんど音楽番組に出ないので)やはり無理だったか…と思ったら、結局出るらしいです。前回紅白に出て「Lemon」を歌ったときは、彼の地元・徳島の大塚国際美術館からの中継でしたが、今回はNHKホールに来るんでしたっけ。他にやるところといえば、ドラマのロケ地にもなった名古屋の市政資料館(東京地裁として使われた)とかが思いつきますが…

1位:椎名林檎とのっち「初KO勝ち」

今年最大の衝撃といえばなんといってもこの曲。このアルバムのことについては今年書きましたが、椎名さんは20年来のっちと共演する機会をうかがっていたそうで。よくアミューズも許したなという感じです。英断だと思います。もう彼女たちも30代半ばなので、中田ヤスタカの描く仮想空間で生きるのにも疲れたのでしょう。Perfumeも25周年なので新しいことをやりたいというのもあったかもしれないし、(といっても、Perfumeが25周年なのは、あ~ちゃんの妹のちゃぁぽんから指摘されて初めて気がついたというけど、本当なんでしょうかね。)なんとなくわかります。まぁ相手が椎名さんだから受けたということもあるかもしれません。今後Perfumeの歌の面でのソロ仕事が増えるのか、それはうれしいような悲しいような気がしますが、もう今まで十分頑張ったので、そろそろ時々は好きにさせてあげてほしい気もしないでもないです。











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