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あなたにできてわたしにできないこと
最近、「発達グレーゾーン」について耳にする機会が何度かあった。小学生の従兄弟が所属している野球チームには、周りの子たちといつも少し違う言動が見られる子がいるらしい。叔母はわたしに「その子にはその子のペースがある、だけど全員がそこに合わせられるわけじゃない、難しいね」と言った。また別の日、友達は、親族一同で集まった時、いつも落ち着きのない子がいると言っていた。親戚もその子の家族も、その子が何を考えて
もっとみる光さすいつか忘れる今日の顔
自分しか読まない場所、日記とかメモとか、そういうところに書くときと違って、noteは読んでもらうための文章というものを少しは意識しながら書いている。たとえ数人でも誰かが読んでくれるなら、なんとなく開いてもらえたなら、なんとなく数行読んでもらえたなら、どうせなら最後まで読んじゃお、と思ってもらえる文章にしたいから。重ねたプリントの端をトントンと揃えるように文章を届きやすく整えるその時間、それがある言
もっとみる忘れられない人に彼女ができた
元彼に彼女ができた、かもしれない。
共通の友達のSNSを見ていたら、そんなふうにも思える投稿が流れてきた。
ずっといつかはそういう日が来るんだとうっすら思っていたこの瞬間。最近のわたしは、日常生活が充実していて、友達との時間も楽しく、なんというか、様々な感情の波を乗りこなせるようになった。楽しい時は心の扉を開け放つように自分の思うままに喋って聞いて、悔しかったり苦しかったりする瞬間にも、まずは自
学生ライターになりたい
文章を書くことが好き。この「好き」をなにかの形にしたいと、ずっと思っている。
でもわたしにとって文章を書くことは、時間や場所を選ばず気の向くままにできること、ではない。むしろすごくエネルギーを使う行為だと思っている。自分しか読まない日記や書き散らしなら、四六時中どこかに何か書いているけれど、このnoteをはじめ、他のSNSに書く文章もすべて、どんなに短くても、たとえ数人にしか読まれなくても、わた