
20131116
すずめが水辺で行水していた
はじめて見たその光景にちょっとびっくりした
そんな冬の入り口
久しぶりにいつもの森へ
空気がつめたくなると、そのぶん澄んでいくような気がする
おひさまのひかりもよりシャープになって、青空はますます青が深まる
このコントラスト、すきなんだよなぁ
やっぱりこの森がすきなようで、靴を脱いで降り立ったら、とってもいい笑顔を浮かべていた子
歩くのもより安定感が増し、”よちよち”という形容が似合わなくなってきた
つくづく、もう赤ちゃんじゃなくって幼児だなぁとしみじみ
きょうは、保育園のご一行のうちのひと組といっしょになった
おそらく年中さんか年少さんくらいかな
うちのちいさなひとはまだまだおぼつかないことも多く動きが読めないから、なるべく一団のおじゃまにならないように遊ばせてもらった
しばらくすると、先方はそろそろ切り上げて園に戻る時分になった
帰りがけに引率の先生がみんなにこう声がけをした
「さぁ、ちいさなお友だちに『ばいばい』して帰りましょう、ばいばーい!」
なんと、近くで遊んでいた我が子に向かって、みんなで手を振ってくれたのだった
なかにはお名前を名乗ってくれる子もいたりしてね
驚きとともにあまりのかわいらしさ、無邪気な健気さに胸をわしづかみにされた
正直に言うと、園の団体さんとの共生は、わたしなりに気を揉むところでもある
すれ違いざまにごあいさつや会釈をしてくださる方もいれば、たとえおなじエリアで遊んでいても空気のように”いないもの”として扱われることもある
園のみならず、先生それぞれでご意向もまちまちだから、その都度どう応じたらいいのか、そもそもこちらはどう臨めばいいのか…
なかなか上手に距離感を図ることができなかった
きょうみたいに、ごく自然に、好意的に接してもらえるとうれしくなる
おなじ”森”で過ごす者同士として、認めてもらえているような、居場所を与えてもらえるような
お得意の考えすぎかもしれないし、ひょっとしたらハタからみたらおおげさに映るかもしれないけれど、少なくともわたしにとっては、物怖じして気後れしてた気持ちを拭ってくれるような、ちいさいけれどおおきな出来事だった
やっぱり、森はわたしたち母と子がすこやかに生きていくうえで、とっても大切なところだ
いいなと思ったら応援しよう!
