錦 多希子|Takiko Nishiki 1984年 東京生まれ ことば と 本 を相棒に かたちないものの輪郭をたどる 執筆とアートブックの選書を軸とした活動を繰り広げる ことばによる表現の場としてnoteにて日記を公開するほか、ときに展覧会で発表することもある あらゆる分野の表現者と手を結び、展覧会や作品集への寄稿、活動の意思表明にまつわる執筆をする 主にアートブックの選書や企画立案を担う みずからが読み手となる朗読会をひらくほか、音声配信やフィジカルな場
”寒い”というだけで、身体が思うように起動せず、気持ちがただただ落ちていくものだということをすっかり忘れていた 今朝はなかなか起き上がることができず、坊やとともに起床となった ひと足お先に目を覚まして活動しているときのほうが、時間だけでなく心にもゆとりが生まれる いっしょにはじまる朝はウォーミングアップが充分にできていないからなのか、血のめぐりが追いつかないようで、ぼやっとした状態であれこれタスクをこなすことになる これは字面で説明する以上に、実際はなかなか大変なこと 脳内
本展を観た直後に走り書きのようにしてしたためたメモ しばらく己のなかで熟成させていたが、これに加筆すること、あるいは削ぎ落とすものなどないように思えた これを仕上げとして、備忘録も兼ねてここに記しておこうと思う ⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎ 観た日のSNSの投稿 ようやく行けた ほんとうにすばらしくて もうひとつの予定を先延ばしにして 余韻を味わっている ひとりで来たい展示だった “インスタレーション”ってこういうことだね ここで感じたことを即興
友人と写真展を観に行く 終わりがけのところで目が合った方が、前職でお世話になった方だった まさかこんなところで会うとはびっくり 双方を紹介しつつ、ひそひそ声で話した 思いがけない、うれしい再会 いい時間になったなぁ 写真とは、かぎりなく撮る者のフィルターが如実にあらわれるものだなぁと感心する それが透明なときもあるし、鮮明な色がつくこともある たとえどんなフィルターであろうと、そのひとのまなざしあって生まれたという宿命とは切っても切れないのだろう 本人が意図せずとも、あるい
冬本番、と思わしき寒さがやってきた 風もつめたく、換気しているだけで冷えてしまいそう 外気に揺れるカーテンのことまで気に留めていたのがおもしろかった いろんなことを知覚しているものなんだなぁ ベランダに出てごみ収集車を覗き込んでいると、すぐさま北風に吹かれる 『きゃーーー!!!』だなんて声をあげて、冷たい空気をおもしろがっていた 昨年は、洗えるダウンベスト+ウィンドブレーカーの重ね着で越冬していた 運動量の増えた今年は長袖の洗えるダウンを用意したものの、本格的なシーズン
昨夜、寝室のほうから声がきこえた いつも寝入りバナに読みきかせている馴染みの絵本を、ひとりで音読しているとの知らせだった その場に駆けつけて、きかせてもらう 最後までおおかた読み込んでくれた まだ字は読めないはず 毎晩のようにきいて、絵とストーリーとを照合させ憶えたのだろう 彼が『よむ』と言っているのは、そらんじているのことなんだろうな すごいなぁ スポンジのような、無垢な吸収力 どんなものでも取り込んでいく ささやかなことだけれど、すさまじいものをみさせてもらってい
朝はうすぐもりだったけれど、家を出て移動しているうちに、気づけば空は青色になっていた 風邪治りたてゆえ冷えるのを懸念して、すこし重ね着してきたけれど、このままだとすこし汗ばみそうなくらい バスに乗って、以前訪れたことのある公園へ 人工芝で遊具にもなりうるものが点在し、すり鉢状の地形の斜面が滑り台のようにもなるところ その近くにはほんものの芝も生えていて、ワンちゃんたちが駆け回っていた 坊やはその上部の縁や斜面を駆け下り駆け上り、ときに場外へと飛び出てウッドデッキを走り回っ
友人と話しているとき ”マイルストーン”ということばが出てきた これを見据えているひとは、キラキラしている 進む先が見通せていると、前途洋々になるのかな いつだって見通し良好というわけにはいかないかもしれないけれど、できるだけ視界がひらけているといいよね たとえ壁やぬかるみが目の前に立ちはだかったとしても、その先にも道が続いている、行く先はこちらだとわかっていればこわくない
『個を尊重したい』をいちばん中心にしているはずなのに、気を抜くとうっかり、自分のエゴに呑まれて苦しくなる たとえば、”みんなでなにかしよう”というとき いま現在の坊やは、あまり積極的には輪に飛び込まない そのとき、いまこの時点で自分のやりたいことを全うする その集中力は見上げたものなのだけれど… ここにいるみんなで過ごすことができるのだって、いましかない この一期一会も大事にしたいという欲が疼いて、ただ自由闊達なだけの子が、どうも扱いづらくわがままに映ったりする 「こうし
もうひとつの園で、はじめての保育参加 チームごとに日取りが分かれていて、きょうが坊やの所属するところの日にあたっていた すっかり回復し、無事にこのときを迎えられてよかった まずは子どもたちに気づかれないよう、一群がおにぎりの絵本を読んでもらっているすきに背後にまわり、立てられたマット越しにこっそりひょっこりのぞき込む 図らずも手洗い場に備わる鏡が暗躍してくれたおかげもあって、彼らのふだんのふるまい、日頃園で過ごす姿を垣間見ることができた 先生のほうをじっと見つめて、しっか
宵の入りごろ、徐々に坊やが解熱した とはいえ、後遺症なのか、夜泣きと朝の寝起きがひどかった ハグや声かけ、手を繋ごうにも寝ぼけてしまって拒否されてしまうこともある 心が折れるけれど… 台風一過を希うように、ただただそばにいて祈ることしかできない 親なんて微力なものだ 無事36度台に落ち着いたので、今週はじめての『せんせい』へ 一時預かりの予約をしていたので、森を抜けて向かうことにした 『かめさん すっぽん みたい』 と言っていたから、快気祝いにもあいさつしてから行こう そ
すこしずつ、声が回復してきた 坊やの体温は一時下降の一途をたどるも、V字回復したりと油断できない 熱が上がるとなぜだかハイテンションになる みつろうのクレヨン、よりによって赤を持ち出して、洗面所やトイレのドアに描き出したり さすがに堪忍袋の尾が切れてしまった…! 相手はお熱のある2歳さんなのにね。。 大人げないとわかっていても、こちらもなかなかに限界なのでありました あわてて検索し、”油には油で”との記事をみつけて即座に実行へ移す 家にあった植物油でこすると色が抜けていく
先週末から声が出なくなった 痛みはないけれど、かすれてしまうのであまりラクに発声できない 追って、今朝から坊やもお熱が出た さすがに寒さが急にやってきて、さらに冷え込みも厳しいもんね 急激な波に乗れなかったなぁ けれどそれがいまのわたしたち、悔やんでも仕方ない 方々へとご一報入れて、すこし先延ばしにしてもらう できるだけ、ゆっくり過ごそう よくなるといいね しっかり膿み出し、やりきろう!
森でいろんな探検をする そうした試みのイベントに、親友親子と参加した 岩場をよじのぼる しっぽとり 長いロープをみんなで広げて、そのうえを走る 綱引き 落ち葉を掻き集めて埋もれてみる ハンモックやブランコ ミミズ探し おおきなシートを敷いてお弁当を食べる 坊やはマイワールドが濃密で、みんなでなにかをして遊ぶことに没頭したりはなかったけれど、それでもたまに交わったりして 彼なりにたのしんでいたみたいだ 年齢的な時期があるのかな、それとも性格や性分なのかしら 本格的な寒さが
なんだかとってもいとおしくて、涙がこみあがってきそうになった つないだ手のぬくもりをいつまでも感じていたかった 指と手のひら越しに伝わる温度を感じながら、きょうの日記を書こうと思う 午前中からお昼過ぎまで、世田谷公園でたっぷり遊んだ 夏の時期、熱中症警戒アラートが発令されて運休になって以来、度々乗りたいとリクエストされ続けていたSL やっと乗車できる季節になった ばばもいっしょに乗れて、とってもうれしかったようだ 前回は降りてもなお乗っていたくて大泣きだったけれど、今回
先に目を覚ました坊やに起こしてもらって朝を迎える きょうも羊のような雲がたくさん浮かんでかわいらしかった それにしても冷え込むなぁ…! 手袋のみならず、コートが恋しくなる季節がやってきたようだ 来週には少々気温が上がるそうだけれど、どうなることやら そんなわけで、森遊びも長くなると冷えてきそうなくらいだった 児童館とのはしごで考えていたから、お砂場グッズは持たずに自転車にまたがる 秋も深まると野外活動が盛んになるのかな いつもの保育園児さんたちのチームだけでなく、小学生の