20230830
おおきな泣き声がきこえてきたので、すっ飛んで行った
目を離したすきにつまずいたのか、左目の下の涙堂あたりにかすり傷ができている
抱き上げてなだめるも、いつものようにすぐには収まらない
じきに泣き止んだので、だいじょぶだろうと切り替えて過ごしていた
きょうはなかなかぐずるなぁ
そんなふうに感じながらも、やること盛りだくさんだったのでなんとか完遂したく進めていた
ようやく支度が終わり、いざ出かけようとしたところ、ぐずりが最高潮に
お乳を与えているうちに眠ってしまった
寝顔を眺めると、先ほどのかすり傷のあたりが腫れている
これは大変…!
思いのほか、深刻だったのかもしれない。。
ちいさいひとたちはなにかと腫れやすく、蚊に刺されただけでもびっくりするくらいおおきく赤くなってしまう
今回もきっとそんな具合なんだろう
けれど、もし目に影響が及び、失明でもしたら…!
想像するだに愕然とし、居ても立ってもいられずについ検索してしまった
【おとな/子どもに限らず、目の周りのことはまず眼科へ】
といった記事を散見したので「これは眼科だな」と心づもりするも、「いや、まずはかかりつけ医に相談だろう」と思い直し、結局子が目覚めたタイミングでお世話になっている小児科へと電話する
午後診にいくつか空いている枠があったので、一番はやい時間を予約させてもらった
本人の歩き方には異常はなく、平衡感覚には影響なさそう
両眼とも目が合うから、きっと見えてはいるんだろう
そんなふうにして、実際のようすを確かめては安心する
すこしでも気を緩めたら募りそうになる不安を、こうやって和らげながら過ごしていた
そろそろかな、と家を出て向かう
無事たどり着き、いよいよ診ていただくことに
結果としては心配なし
塗り薬も含め、なにもせず治るのを待つ
そう診断してもらった
…ホッとした
はじめての怪我で、たくさんの学びを得た
心配したままにしないで、先生にお尋ねしてよかった
この程度のことだったら、今後は自己判断でもよさそうだ
わんぱく盛りでよく動き回る、力も強い子だから、これから怪我とは切っても切れないだろう
はやめに洗練を受けたのもよかったのかもしれない
それもこれも、大事(おおごと)にならなかったから言えること
経験を重ねて培われる、自分なりのものさしを持つ
それがなによりの頼もしいよりどころになってくれるはず