20231031
夕方、買い出しに行くことにした
家を出るとあたり一面、サーモンピンクに染まっていた
空も雲もみんなみんな、うつくしくやさしい色
この時間に外に出られて、空をみられてよかったなぁとしみじみ思った
駅前にはちいさな商店街があって、いわゆる◯◯屋さんと呼べる個人商店も軒を連ねる
まずは魚屋さんを目指す
年月でいえばわりあいとあたらしい部類に入るけれど、味がよくて重宝している
離乳食のお魚デビューはこちらのお店のものだった
当店の目玉ともなるマグロをはじめて食べたとき、あまりにおいしくてほっぺたが落ちた
きょうは閉店間際に駆け込んだからすでに売り切れ
カジキマグロと時鮭をいただいて帰る
家までの道すがら、果物屋さんの前を通りかかる
親子孫と三代で切り盛りするこちらのお店は、昔ながらの風情がただよう年季の入った店構えからもその歴史がうかがえる
産直で届く果物は絶品で、事あるごとに立ち寄ってしまうのだ
こないだ買った熊本のおみかんが甘くてたまらなかったから、切らす前に買い足しておこう
こうしたふうに、顔のみえる方から買わせてもらえるのってうれしいね
たしかなおいしいを見つけられているのも頼もしいことだ
それが家の近くで手に入れられること、あるいは生活圏内で通うことができることもとっても豊かなこと
誰から受け取るか、どうやって受け取るか
個人的には大切なことだと感じている
すべては難しくとも、なるべく温度感のある橋渡しを選びたい
それをしかと受け止めて、すこやかな状態で次なるバトンを託したいものです
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