20231205
いつまでも鬱屈としていたら、限りある人生がもったいない
そう思えるようになったくらいには回復してきたようだ
そこでまず実行したのは、身にまとう服を選ぶこと
寒そうな曇天だったこともあり、念には念をと、きょうのうちは外出を見合わせる
として、それでも、適当な部屋着ではなく、いまいちばん着たい洋服、それだけでなく靴下も気に入りのものに手を伸ばした
すこし気分も変わるし、ちょっとあがる
すっかり元気になった子のエネルギーは有り余るほど
そりゃお外で走り回りたいよね
おうちのなかだけじゃ物足りないよなぁ
みるからに持て余しているなとわかるほどの猛々しさに、身も心もズタボロになる
ごはんはおいしいたのしい時間なはずなのに
食べるのだいすきボーイにもきっとたのしみなはずなのに
なんだか最近は険悪な空気が立ち込めてどんよりとしてしまう
わざと食器やカトラリーを落とすブームが収まらない
落ちることそのもの、或いは周りの反応をおもしろがっているんだろうけれど、こちらからしたらちっとも愉快じゃない
落とすだけならまだしも、エスカレートすると床に投げつけることもあるし
こうなると本気で涙が出てくる
味覚が備わってきて、好き嫌いをするようになった
なんでもパクパク食べていたころがなつかしい…と遠い目になる
たとえおなじ食材でも、その鮮度や味付けといったちょっとした違いでべぇーーって出してしまったり、匙ごとブンと払ったり
ほんとうに心が折れるんだよな
一時的なものだといいのだけれど
俯瞰的に成長過程と思えたらいいとわかっていても、いまここが苦しくなったりするね
そんなときにもちょっとあがるスイッチをと、ちいさなちいさなツリーを飾ってみた
ささやかな変化でも心に火が灯るものだね
あとは絵本の読み聞かせも効く
読みたい本を選んで持ってきては、膝の上に座ってスタンバイしてくれる
この仕草がかわいくってね
朗読するくらいには音読もすきなので、こちらもいい発散になる
お互いにとっていい時間になっている気がする
でも、食事時の猛者っぷりが帳消しになることはないけどね
こんなふうにして、なんてことなさそう1日のなかにも大波小波がある
紆余曲折、波瀾万丈
なんだかんだで隣合ってすやすやと眠れるのはしあわせなことなのかな