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20231017
きょうもきょうとて、すてきな出逢いがあった
森の遊具で遊ぼうと近寄ってみると、さきに遊んでいた男の子が『どーぞ!』と迎え入れてくれた
壁付けされた円盤をおおきなハンドルに見立てて、バスごっこがはじまった
せっかくなのでごいっしょさせてもらうことに
その子のお母さんが乗り物のお歌をうたいながら興じてくれた
それがまたとってもお上手で、聴いているこちらもつられて心地よくなる
はじめて聴いたその一曲がとっても好きになった
子も子で、まんざらでもないようすだった
ほかの子とともに遊ぶにはまだはやいかな…?と思っていたけれど、こうしたかたちでいっしょにたのしめたことがとってもうれしい
一旦は広場を離れたおふたり、しばらくするとまた戻ってきた
ちょっと先のほうまでどんぐり拾いに行っていたらしい
その間の我が子はというと、ターザンロープ用のスロープをひたすら昇り続けて、しまいには頂上まで上がれるようになっていた
軽快に動き回る我が子を見て、お母さんが「もう歩かれているんですね、うちの子は歩き始めが遅かったからなぁ」と感心してくれた
「その子その子のペースや時機があるものですよね」と応じたわたし
歩くことに限らず、すべてにおいてそれが言えるよね
歯の生えてくるのやハイハイが遅かったから、その当時の気持ちを想像するによくわかる
たっぷり遊んだあとには、手を洗ったり、どろんこのお洋服を着替えたり
やっと支度が済んでさぁ帰ろうとすると、先のおふたりがレジャーシートをひろげてお昼ごはんを食べはじめたのがみえた
ごあいさつしようと話しかける
「ふだんは公園の遊具で遊んでもすぐに飽きてしまうんだけど、この森はたのしいみたいで、二日連続で来たんですよ」
「昨日来たときにみんなお弁当食べていたから、きょうはそうしよう!と途中でパンを買ってきたんです」
とうれしそうに話してくれた
ふたりとものびのびと過ごしているようすがみてとれて、わたしまでうれしくなった
実はいまのちいさな悩みごとのひとつが、離乳食から幼児食に移行するこの時期のお外ごはん
これはひとつ、経験者に相談してみようと思い立ち、打ち明けてみたのだった
すると親身に話をきいてくれ、ご自分の経験談、周りの方の事例、そして具体的にどうやっていたのかという実践例をあわせてお話ししてくれた
はじめての相手にこんなにも心をひらいてくれた
ほんとうにありがたいことだ
お礼を伝え、またお会いできるといいですねとおいとましようとすると
「連絡先を交換しませんか?」
と申し出てくれた
晴れてわたしたちはお友だちになったのだった
こうした流れになったのも、きっと、こちらが心のうちをすなおに打ち明けたことがちいさなきっかけとなったのかもしれない
自分から歩み寄ってみると、相手も自然とひらきやすくなる
そんなものだ
そう思うと、ひとりのにんげん同士の付き合い方って、その経緯やきっかけによらず、これまでの友人や仕事の関係なんかを築いていくときとそう変わりはないのかもね
変にステレオタイプに翻弄されて、「ママ友こわい」みたく身構えなくともいいんだろうな
波長の合うひととはきっといつかどこかで出逢えるものだし、ご縁を結んで育てることができるものなんだ
その特徴については、めいめいの身長体重のように個体差がありそれが個性であって、つきあいの年月が長ければいい密度が濃ければいいってものではなく、それぞれのよさ、それぞれのちょうどいいがあるんだね
子のおかげで、世界がより彩り豊かに、濃密になっていっているよ
そしてすこしずつ、柔軟になってきている気がする
ありがとう、ありがとう!
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